2012年02月01日

永瀬四段戦

振り駒で後手に。
前局に続いて中飛車のスペシャリストに教えを請おうと、今回は先手中飛車と対峙しました。
こちらの作戦は居飛車穴熊。

双方の玉側の端をめぐる戦い。
途中指せそうな感触もあったのですが、流れを引き寄せられず、逆にペースをつかまれてしまいました。
迎えた図。後手△が私です。


2012.1.31永瀬戦.gif


この▲5八金が素晴らしい踏み込みで参りました。
△同馬は▲1三香成△2一玉(取ると詰み)▲1九飛が攻防にきく詰めろ逃れの詰めろになります。

実戦は△1八歩▲6八金に△1六桂から迫りましたが、馬を取られたのは大きく、僅かに足りませんでした。


新しい試みには様々な発見がありますが、残念な敗戦になりました。
この将棋は自分の想いよりも思考が行き届かなかった点が大きな反省点です。
何故そうなったのか、そこは課題と捉え、徐々にクリアしていこうと思います。


新年早々対局が続きましたが、ここでひと息。
少し休んで、また気持ち新たに頑張ります。


それではまた
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2012年01月27日

伊藤(真)四段戦

振り駒で先手に。振り飛車党で中飛車を得意とする伊藤真四段が相手だったので、今回は中飛車の教えを請おうと居飛車を選択。
ゴキゲン中飛車vs超速▲3七銀、という出だしから相穴熊になりました。

仕掛けの場面が第1図。先手▲の居飛車が私です。


2012.1.26伊藤真戦.gif


現在課題とされている局面で、先日A級でも似た将棋が指されていました。
ここから▲5五銀△同銀▲同角△1七角成(!)という激しい展開に。

前例では先手快勝でしたが、研究家の伊藤真四段らしく新手が用意されていました。
研究ではすぐに切り捨てた手でしたが、指されてみるとなかなかの好手で、まさに教えを請うという形になりました。

戦いが始まってからが長い将棋で、優勢になってからも延々と。双方1分将棋までもつれます。
最後簡単な勝ちを逃してヒヤっとするものの、なんとか勝ち切ることができました。


たまに逆を持つと新鮮で、かつ勉強になります。収穫のあった一戦でした。
また先月の村中六段戦といい、何故か同世代と指すとギリギリの戦いになりやすく、それは長期間切磋琢磨してきた間柄だからこそなのでしょうか。
そういう戦いでは反省点、課題も見つかりやすく、その積み重ねが大切だと気付かされます。


来週またすぐに対局があります。
スケジュールは詰まっていますが気力は充実しています。
体に気を付けてまた頑張ります。


それではまた
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2012年01月21日

菅井五段戦(銀河戦2011/12/29放送分)

今日は昨年末に放送があった銀河戦の菅井五段戦について簡単に振り返ります。

振り飛車得意の菅井五段が居飛車を選択し、相穴熊に。
ずっと難しいながら、好機の端攻めなどでペースを握って迎えた第1図。先手▲が私です。


2012.1.21菅井戦.gif


今△2二香と打ったところ。馬を逃げる手もありますが、▲4一金としがみついたのが穴熊流の一手。
以下△2三香▲3一金と進んで大駒は全部取られましたが、玉の堅さで勝ちやすい流れになりました。

この後もしつこく攻めて防御網を突破。終盤はかなり追い込まれましたが、逃げ切って制勝しました。


早指しを得意とする菅井五段が相手でしたが、まずまずうまく指すことが出来ました。
銀河戦の次は1/26(木)20:00〜放送分で平藤七段と対戦します。
こちらもぜひご覧ください。


それではまた
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2012年01月20日

泉七段戦

振り駒で先手になり、石田流へ。泉七段はやや珍しい急戦で対抗してきました。

長い駒組みが終わって戦いが始まったのが第1図。先手▲が私です。


2012.1.18泉戦.gif


飛が圧迫されて苦しそうですが、▲7三歩△同飛▲8五桂と強攻して打開しました。
駒損でも飛交換になれば陣形差が大きいという判断です。

この判断が正しかったようでリードを奪い、収束もうまくまとめて制勝しました。


2012年初勝利。また王座戦は本戦まであと一つです。
次も頑張ります。


それではまた
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2012年01月11日

門倉四段戦

後手で門倉四段に振り飛車を譲る形に。
最近の三間飛車は暴れまわるのが特徴でいつもそう指していますが、今回はそれを受ける形に。

後手△が私です。


2012.1.10門倉戦.gif


これは、「鬼殺し」と言っても過言ではないでしょう。
ここからは後手の私は相手が暴れるのをひたすら受け止める展開になりました。

熱戦でしたが、いつもと逆を持ってペースが握れず、押し切られました。
歩の少なさに泣かされる展開で、残念な将棋でした。


順位戦は苦しい戦いが続きます。
ただ今回も居飛車を選択したように、「引き出しを多く持つ」ことが今年の目標で、そのためには我慢の時期も必要です。
簡単にはうまくいきませんが、地道に歩みを進めていきます。
残り2戦も楽しみな相手が続くだけに、また頑張ります。


それではまた
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2011年12月20日

村中六段戦

振り駒で後手となり、私のゴキゲン中飛車vs遅速(超速の▲3七銀からすぐに▲4六銀とせずに▲7八玉と寄る)という対抗形に。

第1図は夕食休憩の場面。後手△が私です。


23.12.19村中戦.gif


かなり遅い進行。この▲5三歩を取ると▲4五桂の両取りでしびれます。
ここから△1二香▲6六角△1一角▲7七桂△5三飛、と間合いをはかる展開に。
お互い辛抱の時間が長く、優劣のハッキリしない進行が続きます。

戦前の予想通り、双方1分将棋の大熱戦に。
終盤は超難解で、最後は幸運としか言えない形で勝ちが落ちており、制することができました。

本局は年明け頃、日経新聞紙上にて島九段による観戦記が掲載される予定です。
どう描いていただくか、楽しみです。
全棋譜、終盤戦の様子などはそちらをご覧ください。


年内最終戦は、自分の力を出し尽くすことが出来た点で非常に満足です。
内容的には反省点もあり、修正するべきところは修正し、来年も頑張ります。

また王座戦はこれで一次予選を突破。年明けに一つ楽しみが出来ました。


それではまた
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2011年12月14日

吉田四段戦

先手で中飛車に構え、『遠山流中飛車急戦ガイド』の第2章をなぞる手順が続きます。
本では互角で打ち切った場面からが本当の勝負に。
有利に導けそうなところで間違え、逆に苦しくなります。
しかし相手にも緩手があり、形勢混沌として迎えた図。先手▲が私です。


23.12.13吉田戦.gif


お互いの駒がほぼ右半分にしかいないという珍形。粘っている様が伝わるでしょうか。
ここが111手目。
この後相手のミスをついて2筋の二本槍が大活躍し、最後は171手という長手数の末、制しました。

さばきには失敗しましたが、玉頭のごちゃごちゃしたところで逆転したあたりは、自分らしい将棋が指せたと思います。

順位戦はまだまだ苦しい星ですが、一戦一戦を大切に頑張ります。


それではまた
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2011年12月06日

高崎五段戦

振り駒で先手になり、相振り飛車に。
高崎五段のギリギリの攻めを受け止める展開になりました。昔の三段リーグ時代も対戦すると必ずこういう流れになりました。

猛攻を仕掛けてきた第1図。先手▲が私です。


23.12.5高崎戦.gif


美濃から玉を引っ張り出されて怖いところ。怖いついでに玉を受けずに▲4八銀と角道を通しました。怖くても踏み込んで受けよう、と覚悟を決めた場面でした。

以下私の玉は2七〜2六〜3六〜4六〜3六と中段をふらふらし、約100手近く続いた攻めをかわして最後は蓄えた力を爆発させて寄せ切りました。

結果的には踏み込んだのが良かったようで、まずまずうまく指せた一局でした。

これで次は枠抜けの一番。その対局が年内最終戦になります。引き続き頑張ります。


それではまた
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2011年12月02日

松本六段戦

振り駒で後手となり、ゴキゲン中飛車に。
角交換型の将棋で、ちょっと珍しい急戦策に出ました。

まずまずのワカレとなり、先手の攻めをどうかわすか、というのが第1図。後手△が私です。


23.12.1松本戦.gif


▲9三歩と垂らしてきたところ。△同香なら▲8五桂と攻めてきます。
ここで一度△2七歩成として攻めを急がせ、▲9四香を待って△9三桂と受けたのが感触の良い手でした。
桂より香を動かせたほうが先手陣が危ない、という判断です。

この後も先手の攻めをかわしつつ力を溜め、最後は長手数の即詰みに撃ち取ることができました。


今月は前半に対局が集中しています。体調に気を付けて、次も頑張ります。

それではまた
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2011年11月23日

大野七段戦

振り駒で先手となり、中飛車に。
ちなみに今月は全局先手でした。振り駒に弱い自分としては珍しいことです。

なんと前日に中継のあった畠山鎮―菅井戦とほぼ同じ進行で、お互いにそれを頭に入れながら進める格好に。
相手が手を変え、こちらがギリギリの攻めをつなげる展開になりました。
迎えた第1図。先手▲が私です。


23.11.22大野戦.gif


ここで▲7五飛△同歩▲4三角打が英断の攻め。拠点を作って打ち込む、というのは基本ですが角を打ち込むのは珍しいです。
相手も△4一飛と強防(4筋の受けと▲2一角成の防ぎ)してきたので▲3四角成と緩めました。

以下もギリギリでしたが、手がつながったところで差がつき、最後はピッタリ一手勝ちでした。


ここ最近では良い内容の将棋が指せてホッとしました。
対局ラッシュもひと息ですが、また12月前半に対局ラッシュがあるので、体調維持に気を付けて頑張ります。


それではまた
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2011年11月19日

鈴木八段戦

振り駒で私の先手となり、やや変則的な序盤から、私の石田流vs鈴木八段の左美濃、という対抗形に。

作戦負けから攻めさせられ、完全に受け止められてしまい、完敗でした。
全く良いところ無しで残念です。
時間が無いので今日は図面は無しです。


今日はリコー杯女流王座戦清水女流六段(1勝)―加藤奨励会1級(1勝)戦。
PC/モバイル同時中継。
PCはリコー杯女流王座戦中継サイト
モバイルは日本将棋連盟モバイル

私はこれから師匠の教室、加瀬教室で指導です。


また明後日は職団戦があります。参加される皆さん、頑張ってください!
私は日本将棋連盟モバイルのブースで体験や入会のサポートなどを行っています。
ぜひお立ち寄りいただき、入会されていない方はこの機会に日本将棋連盟モバイルをご覧ください。


それではまた
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2011年11月16日

中村(亮)五段戦

先手で相振り飛車、相三間飛車に。

研究していた強引な仕掛けを敢行。成否は微妙でしたがペースは握って終盤戦へ。
迎えた第1図。23時頃の局面(中継サイトより)。先手▲が私です。


23.11.15中村(亮)戦.gif


今▲7四歩に△8二銀と引いたところ。
リードを広げられる局面と思いましたが、有効な手が見つからず。
ここで中途半端に時間を使って曖昧な手を指し、それが尾を引いて後の敗着につながりました。

感想戦でも時間をかけて調べ、帰宅してからも調べてみましたが明快な手は無く、形勢判断が間違えていたようでした。

ずっと際どい戦いでしたが、競り負け。今期順位戦は接戦での負けが多く、自分の至らなさを痛感します。
前に心技体の話を書きましたが、技量の無さは努力で補えばいいので、深刻にはとらえていません。心と体を整え、地道に技を磨き、また頑張ります。


それではまた
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2011年10月24日

久保二冠戦(NHK杯)

昨日放映のあったNHK杯の久保二冠戦について簡単に。

振り駒で後手になり、居飛車を選択した久保二冠に対して得意のゴキゲン中飛車に構えました。
本譜の急戦策はこうなるかな、と想定していたものでしたが、途中からは完全に想定外の展開でした。

お互いに羅針盤がきかない中、ちょっと無理な手をきっちり咎められ、攻めを急がされてしまいました。
迎えた第1図。後手△が私です。


23.10.24久保戦.gif


感想戦の最初でも出た場面。久保二冠としては怖いところだったようで、私もチャンスがあるならここしかない、と思ったところ。
しかし先手陣は堅くて攻めが届かず、▲2三歩成〜▲3二と、という確実な攻めが間に合ってしまいました。

冒頭のインタビューで話した通り、挑戦者のつもりで挑み、積極的な指し手を心がけましたが、結果的にはそれが僅かに裏目に出てしまい、残念な結果でした。

上位陣の壁は本当に厚いです。
NHK杯はまた来年出場できるよう、頑張ります。


それではまた
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2011年10月19日

増田六段戦

後手で相振り飛車に。
主導権を握られ、難解ながらも防戦一方の展開になり、互角に持ち込むワンチャンスを逃して攻め切られてしまいました。


最近なにがダメなのか、備忘録として自分なりの分析すると「心技体」が整っていない、プロとしていただけないレベルにあると考えています。

・技:これは地道に努力するしかなく、逆にシンプルなので課題を一つずつクリアすれば良し。

・心:対局時に気持ちが切り替わるのが遅い。
モバイル編集長業務は対局前日の夜でもこなしていて、それは以前から変わりませんが、なぜか最近対局モードに切り替わるのが遅いです。原因は見えていますが回避するのは困難なので克服するよりないですが、精神的なものだけに時間がかかりそうです。

・体:戦う体になっていない。
ここ1〜2年、体重が大幅に増えました。運動不足もあって体にキレがありません。
忙しいのは言い訳で、もっと体を動かす時間を取らないと本格的にまずいかも。
色々探しているのですが、さしあたり朝晩ストレッチをしてごまかす日々です。


この2年くらい、成績面ではいい状態が続いていて、精神的にも張りがあって充実した日々でした。
ただ晴れる日もあれば雨の日もあるのは世の常。
そういうときこそ自分を見つめ直して、また頑張ります。
しばらく対局も一休み、編集長業務もややひと息なので、少しゆったりと過ごします。


それではまた
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2011年10月13日

伊藤(能)五段戦

振り駒で後手となり、ゴキゲン中飛車へ。
序盤早々角交換→飛交換と激しい展開に。

落ち着いた展開になるかな、と甘い考えを持っていた第1図。後手△が私です。
竜を作った後手に対し、8筋を先手が突き捨てたところ。


23.10.12伊藤(能)戦.gif


ここで▲9五歩がウッカリしていた攻め筋。
△同歩▲同香で、△同香は▲9二飛が強烈。
本譜は▲9五同香に△9四歩と受けましたが、▲同香△9三歩▲8五歩と攻め立てられて一気に敗勢に。

結局一手差に持ち込むのが精いっぱいで、一方的に押し切られてしまいました。


この将棋は自分の甘さが表面に出ました。
ここ最近そういう傾向があったのですが、今回は完璧にそこを突かれてしまいました。
非常に悔しい敗戦で、糧となるよう、日常を改め、日々精進していきます。


それではまた
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2011年10月05日

宮田(利)七段戦

振り駒で後手となり、向かい飛車穴熊にかまえ、宮田七段は銀冠に。

主導権を握ったところで攻めるか陣形整備か迷いましたが、前回の対戦で無理攻めから負けたのを思い出して自重。
ここで力を溜めたのが結果的には正解。
戦いになってからはそこでの折衝で得をしたのが活きて優勢に。
最後は戦意を喪失されて早めの投了となりました。

きっちり前回の反省を活かし、しかも結果につなげられたのは収穫でした。
今月はここから対局が続くので、気を抜かず頑張ります。


今日は新人王戦第1局豊島六段―佐藤天六段戦。
PC/モバイル同時中継です。
PC中継は新人王戦中継サイト
モバイルはAndroid版もリリースされています!
日本将棋連盟モバイル紹介サイト


それではまた
posted by 遠山雄亮 at 09:29| Comment(3) | TrackBack(1) | 対局結果 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月21日

佐藤(紳)六段戦

先手で相振り飛車に。
序盤いまひとつの構想、中盤で冴えない攻めをして、完全に負けに。
ところが秒読みの相手にも緩手が出て混戦に。

そこからはなにがなんだか分からない状態が続き、迎えた図。
先手▲が私です。


23.9.20佐藤紳戦.gif


今▲3一飛と打ったところ。超難解な局面で、この手は詰めろを逃れてそうな詰めろになってそうな、そんな手だと思っていました。
実戦は△4九角と必至をかけてゲタを預けられましたが、そこで▲8一金が急所の手。△同玉と引っ張り出して▲6一飛成と進んだ局面はどうやら詰みのようです。
ギリギリまで読み切れていませんでしたが、本当に幸運としか言いようがありません。

感想戦はこの局面を中心に。宮田敦六段も加わり検討を重ね、僅かに後手が勝ち、という結論でした。
ちなみにその手順とは、△4一香(詰めろ逃れの詰めろ)▲3七桂(詰めろを逃れる)△3二桂(詰めろ)というもの。まさに次の一手のような応酬で、実戦では持ち時間があっても難しいです。


熱心な検討、1時をまわる大熱戦ということもあって、今まで感じたことのないほどの疲労で帰宅。今日も午後になるまで立ち上がれないほどでした。

大きな逆転勝ちですが、途中までは冴えない手の連発で不満が残ります。
それでも将棋としてはワンチャンスをものにして勝てたことは嬉しいです。
次もまた頑張ります。


それではまた
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2011年09月15日

日浦八段戦

午前中の対局の結果により、日浦八段との対局になりました。初対戦です。
振り駒で後手になり、ゴキゲン中飛車へ。日浦八段は急戦での対抗。
大振り替わりがひと息ついて迎えた第1図。後手△が私です。


23.9.14日浦戦.gif


駒割りは飛と銀の交換で△の私が損をしています。しかし1一で眠りがちな香が持ち駒にあるのは大きな得。
それを活かして△8四香がこの形では必須の手筋。いつでも△8七香成からの殺到があり、△9五桂からの協力で守りを崩すこともできます。

実戦は▲7七銀の受けに△5七歩が狙いの一着。▲同金は△6五桂、放置すれば△5八銀▲同金△同歩成▲同飛に△8七香成▲同玉△6九角、という攻め筋があります。

8四の香を基点に反対側から手をつけ、最後はうまく押し切ることができました。


これで二次予選に進出です。前期はその二次予選1回戦で負けてしまいましたが、それを超える成績を残せるよう頑張ります。


それではまた
posted by 遠山雄亮 at 11:03| Comment(3) | TrackBack(0) | 対局結果 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月31日

松本六段戦

後手でゴキゲン中飛車にかまえ、相穴熊へ。
こちらの陣形が整う前に仕掛けられて嫌な流れでしたが、なんとか局面が落ち着いた第1図。
後手△が私です。


23.8.30松本戦.gif


ここで銀冠穴熊の長所を生かして△8五歩から玉頭攻めを敢行したのが好着想だったようです。
以下△8六歩〜△9五桂と狙いが実現してみると、急所を突いたようで4枚穴熊といえども受けが難しい格好に。
最後はピッタリした攻防手があり、ここから短手数で勝つことができました。

この将棋は夕食休憩を挟んでおおいに悩みました。
踏み込みを要求される局面で、攻めるか攻めさせるか。
最近こういう場面で攻めを選んで失敗していたので、本局は攻めさせる展開を選択。
それが結果的に功を奏しました。


これでようやく今期順位戦は初白星をあげることができました。
ここからも一戦一戦、頑張ります。


それではまた
posted by 遠山雄亮 at 11:20| Comment(3) | TrackBack(0) | 対局結果 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月26日

村田(智)六段戦

振り駒で先手となり、石田流に組みました。
村田六段は左美濃にかまえ、お互い美濃囲いでの戦いに。

中盤、チャンスとみて踏み込み、一気に激しくなった第1図。
先手▲が私です。


23.8.25村田(智)戦.gif


今△3三銀とと金を払って手を戻したところ。先手玉は詰めろですが、豊富な持ち駒を駆使すれば詰めろ逃れの詰めろや、手順によっては即詰みに撃ち取れるはず、とかなり前から想定していた局面でした。

ところがいざこの局面を前に長考するも勝ちが見つからず。
焦る中指した手順が最悪で、あっさり負けになりました。


結果的には、勝ちとみて踏み込んだ第1図が、感想戦で出た結論は負け。
となると踏み込んだ判断が間違いだったということ。大局観が悪かったようです。


踏み込みと落ち着き、紙一重で難しいもの。
ただ前局の泉七段戦でも同じことがあり、全く反省が生かされていませんでした。
勝ちへの気持ちが少しでも急くと転落する、プロ将棋の厳しさを痛感しました。

今期の竜王戦は終了。5組本戦でも同じような過ちで藤倉四段に負かされており、大変残念です。
なかなか昇級に手が届きませんが、また来期頑張ります。

そして対局はまた来週火曜日と迫っています。気持ち切り変えて、次に向かいます。


それではまた
posted by 遠山雄亮 at 21:20| Comment(2) | TrackBack(0) | 対局結果 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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