2013年06月19日

所司七段戦、宮田(敦)六段戦

10時から所司七段と。
振り駒で先手になり、相穴熊へ。

自信の無い進行でしたが、エイッと攻めたのが好判断で、以下は堅陣を活かした猛攻を。
最後は「堅い、攻めてる、切れない」の必勝パターンで押し切りました。


14時からは宮田(敦)六段と。この日は所司一門の師匠→弟子と対戦でした。
振り駒で先手になり、角交換振り飛車の相穴熊へ。

途中は「堅い、攻めてる、切れてる」で必敗に近い形勢。
しかし秒読みの中食い下がり、切れてるはずが切れない攻めに。
後は反撃をしっかり受ければ良かったのですが、一手勝ちと思って踏み込んだ手順に落とし穴がありました。
最後は競り負けての残念な敗戦。一度逆転してそうだったので、余計に悔しい敗戦でした。


ということで1勝1敗という不本意な結果。
2局とも秒読みが長く、感想戦もしっかりやったのでかなり濃密な一日でした。


今日は朝からNHKの取材がありました。
将棋番組ではなく一般の番組です。
放送は7月上旬とのこと。また決まったら告知します。


それではまた
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2013年06月12日

岡崎六段戦

後手で振り飛車穴熊へ。
変則的な序盤戦を経て迎えた図。後手△が私です。


2013.6.11岡崎戦.gif


▲2六飛と浮いたところ。膠着状態になっています。
ここから△5二銀〜△5三銀〜△6二銀〜△7一銀左、と一目散に銀を囲いにくっつけて強固な穴熊を構築しました。
長期戦必至の順位戦。とにかく負けない指し方を心がけていました。

ここで固めたのがさばき合いになった時にききました。駒がぶつかったところでかなりのリードを得て、早い段階で投了となりました。


いつもスタートが悪い順位戦ですが、今期はいいスタートを切ることが出来ました。
ここ最近はこの対局のことをずっと意識してきたので、少しホッとしました。
でもホッとするのは終わりにして、また次の戦いに向けて気を引き締めていきます。


それではまた
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2013年05月17日

南九段戦

振り駒で先手になり相振り飛車に。
前例の無い形で序盤から構想を練って指しました。

戦いが始まり迎えた図。
こちらも怖い格好ですが、王手がいい利かしになりました。
先手▲が私です。


2013.5.16南戦.gif


相手の応手によってこちらの攻め方を変える、という狙い。
△同玉には▲8五歩、△9二玉には▲9五歩が厳しくなります。
実戦は△同金だったので横からの攻めに弱くなり▲5一飛成と攻めました。

ここでリードを奪い、そのまま制勝。
今年度初戦を白星で飾ることが出来ました。


今回の遠征は多くの人とお話が出来ました。
結果も含めていい時間を過ごせました。この調子でいきたいものです。


それではまた
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2013年03月28日

阿部健五段戦

振り駒で先手となり、相三間飛車に。
先後同形で膠着状態となり、20:30頃千日手に。

30分の休憩をはさんで始まった指し直し局は、私△のゴキゲン中飛車に▲5八金右超急戦で対抗、激しい戦いに。

どちらの将棋も工夫を出したつもりがうまくいかず、先手番で仕掛けられず、後手番で一気に押し切られました。
指し直し局は僅か43手。今までの最短手数かもしれません。


今年度最終戦は残念な結果でした。
通算では13勝18敗。久しぶりに大きく負け越してしまいました。
一度ゆっくり見直して、また巻き返せるように頑張ります。


それではまた
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2013年03月06日

佐藤(慎)四段戦

先手で中飛車にかまえ、急戦の将棋に。
仕掛けでミスをして、そこからは相手のペースで進んでしまいました。
チャンスらしいチャンスはなく、押し切られました。

最終結果は2勝8敗という成績で、降級点となりました。
屈辱的な結果ですが、厳しい現実は自分自身を戒めるいい機会です。

2年前は次点で終わり、そこからは昇級を目指していたはずなのにどうしてこうなったか、よく分かりません。
特に昨年は1年通じて順位戦では1勝(9敗)しかできませんでした。

ただ苦しい中でも原因は見えつつあり、今年に入ってからはなんとか星を戻しつつあります。
実力を付けられるよう勉強して、また来期に臨みます。

今期全体としてはあと1局残っているので、最後くらいはいい結果で終われるよう頑張ります。


それではまた
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2013年02月19日

宮田敦六段戦

振り駒で後手になり、ゴキゲン中飛車へ。
超速▲3七銀戦法から西尾六段戦(千日手局)と似た形になります。

激しい戦いから迎えた図。後手△が私です。


2013.2.18宮田敦戦.gif


今▲7七桂と跳ねたところ。攻防の△6三角にひもを付けるだけの▲7七桂。
手の流れからして有利かと思いましたが、見込み違い。
金も離れているし玉も薄いので、ギリギリかむしろ勝ちにくいとみるべきでした。

そうであれば△8四銀▲8六飛△9五銀▲8五飛△8四銀…という手順でいけば千日手は濃厚で、もう一局が正解だったようです。

本譜は攻めていくも届かず、逆に反撃を受けて敗戦。
勝負への甘さを痛感させられる内容でした。
残念ですがこれを糧にまた頑張ります。


それではまた
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2013年02月13日

西尾六段戦

後手でゴキゲン中飛車に構え、超速▲3七銀を迎え撃ちました。
仕掛けを封じて手詰まりとなり、19:17千日手に。

30分の休憩をはさんで始まった指し直し局は、先手中飛車からの乱戦に。
有利と不利を行ったり来たりして、延々と続く秒読みの中、最後の最後にチャンスをものにして制勝しました。

終局は2:14。感想戦が3時過ぎに終わり、みぞれまじりの中タクシーで帰宅したのが4時過ぎ。
1日がかり、それ以上の死闘でした。
小学生時代から戦ってきた相手と力を振り絞って戦い、充実感はあります。ただ疲労もたっぷりで、しばらく疲れが残りそうです。

順位戦はあと1戦。悔いのない形で終われるよう、頑張ります。


それではまた
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2013年02月01日

村山六段戦

振り駒で先手になり、角交換型の中飛車へ。
意欲的な新手を放ったのが図。先手▲が私です。


2013.1.31村山戦.gif


▲9五銀と打ったところ。異筋ですが、成立するはずという研究はありました。
このまま直線的な順へ。手順は若干違えど先日発売された「菅井ノート 先手編 (マイナビ将棋BOOKS)」。の通りに進みます。
本の通り綺麗にうまくいくわけではなく、相手も応戦して難解な形勢が続きます。

ずっと激しい流れでしたが、緩急がうまく使えて最後はピッタリの一手勝ちをおさめることが出来ました。


初の4組初戦を白星で飾れてなによりです。
一つずつ積み重ねて上を目指せるよう、次も頑張ります。


それではまた
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2013年01月22日

日浦八段戦

振り駒で先手になり、中飛車穴熊vs銀冠という対抗に。

組み上がったのが図。先手▲が私です。


2013.1.21日浦戦.gif


攻めも守りも先手のほうが整っており、体勢勝ちが望めそうな局面。
満を持して▲7五歩と仕掛けましたが時期尚早。
▲2五歩から一歩交換をしておけば、十二分の形勢でした。

この後もハッキリ良くなりそうでなかなか良くできず、逆に形勢不利に。
粘って際どくなりますが、わずかに足りず負かされました。

ほんの少しの心の余裕が持てないあたりが課題です。
心技体整えて戦うことがなかなか出来ず、苦しいところです。


それではまた
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2013年01月09日

勝又六段戦

先手で石田流に構え、双方銀冠に組む持久戦に。

うまくさばいてリードを奪い、迎えた終盤戦。
珍しい形が出現しました。


2013.1.8勝又戦.gif


縦に3枚と金が並ぶのはかなり珍しいことです。
持ち駒の角2枚と合わせ、これだけ迫れば受けは難しいです。
実戦は△4八成桂に▲3三とで以下は即詰み。
と金の威力で制することが出来ました。

年明け一戦目、まずはいい内容で結果が出てなによりです。
緒戦に勝ったのは2008年以来5年ぶり。
いい年になるよう、一つ一つ積み重ねていきたいです。


それではまた
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2012年12月26日

村山六段戦

振り駒で先手になり、相穴熊へ。
さばき合って迎えた図でつまらないミスをしました。


2012.12.25村山戦.gif


ここで取り敢えず、と指した▲6一飛成が凡手。形勢を損ねました。
▲8二歩と先に桂香を拾いにいくべきで、それなら五分以上の戦いだったでしょう。

このミスに対局中は気付かず、後に形勢が芳しくなくなってから首をひねり、そこで粘りのない手を指し、以下は大差の一手負け。

全くいいところのない将棋で、今年を象徴する敗戦となりました。
なにより力を出せなかったことに悔いが残ります。

これで今年の全対局は終了。最後に迎えたチャンスを逃したのは痛恨ですが、この成績ではやむを得ないところもあります。
捲土重来、少し休んでまた来年頑張ります。


それではまた
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2012年12月19日

矢倉六段戦

振り飛車党同士がゆずい合い、結果居飛車の急戦調の将棋に。
難解な将棋でしたが、終盤ようやく勝ちが見えたところで失着。
第一感の手を指さずに、後から見えた良さそうな手を指したら、それが間違いでした。

お知らせ

米長会長逝去は夕食休憩時にプリントが配布されて知りました。
モバイル編集長、その前の委員会と、長い期間一緒に仕事をしてきました。
色々なことを教わりました。今の自分の考え方など、影響を受けたことも多くあります。

書きたいことはありますが、記事の趣旨とは違うので、また気が乗れば。
ご冥福をお祈りします。


年内はあと一局。星の上では調子が上がらずに大勝負を迎えることになりました。
難しい状況ですが、精一杯頑張ります。


それではまた
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2012年12月07日

堀口一七段戦

振り駒で先手になり、中飛車へ。
序盤で前例の少ない手段に出て、未知の展開から激しい流れに。

手番を握ったところで方向性の誤った手を指し、しかもその後に見落としがあって転落。
いいところないまま押し切られてしまいました。

急所の場面でいい手が指せなかったのは実力です。
残念ですが、また頑張ります。


それではまた
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2012年11月30日

及川四段戦

振り駒で先手となり相振り飛車へ。
かなりの作戦負けでしたが、盛り返して一時は優勢に。
しかし攻めを誤って逆に危なくなり、最後はギリギリで千日手に逃げ込みました。

普通なら終局の時間から始まった指し直し局は、△私のゴキゲン中飛車vs▲超速へ。
序盤で集中を欠いて不利なワカレになりましたが、ゴチャゴチャやってるうちに大変に。
最後はいい踏み込みが出来て制勝。日付が変わる直前の終局でした。

粘り強く指せたのは大きな収穫。
序盤で悪くしたのは大きな反省。
これで年末にリーグ入りを懸けた大きな勝負を戦うことが出来るので、精一杯頑張ります。


それではまた
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2012年11月14日

中座七段戦

先手で石田流に構え、銀冠との対抗に。
最近流行の形から新構想を出し、それ自体はまずまずでしたが、中盤で方向性を見誤り転落。
良いところ無く負かされました。

順位戦は未だに白星がありません。
これだけ負けるのは、悪いところがいくつもあるということなのでしょう。
原因はある程度分かっているものの、少し目をそらしていた気がします。
時間はかかると思いますが、改善出来るように積み重ねていきます。


それではまた
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2012年10月26日

鈴木八段戦

振り駒で後手になり、相振り飛車相三間飛車に。
未知の展開の中で、珍しい攻めの形を作ったのが図。
後手△が私です。


2012.10.25鈴木八段戦.gif


今△3三桂と跳んだところ。角の働きがかなり悪いですが、端攻めだけを狙う布陣です。
実戦は▲2六歩と△2五桂の筋を消してきましたが、△1五歩▲同歩△同銀と強引に進出。

結果的には攻めがつながりリードを得て、その後もうまく指せて制勝しました。

形にこだわらない自分らしい構想でした。
対局前の目標通りに指せ、結果も出たのでなによりです。


それではまた
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2012年10月17日

田中魁九段戦

先手で角交換型の振り飛車に構えました。
相手の打った角が働くかどうか、というのが焦点になり、迎えた第1図。
先手▲が私です。


2012.10.16田中魁戦.gif


桂が入り乱れています。ここを凌げばハッキリしそうな局面。
当初の予定は▲6七歩と角筋を止めて、というもの。
ところがそれには△同角成!という強手があり、▲同金△4八桂右成と攻められるといけません。

しまったと思って長考するようではダメとしたもの。
一つ前で考える必要がありました。

▲6七歩は見送らざるをえず、それにより△5八角成と最大限活躍されてしまいました。
以下は軽快に攻められて敗戦。


順位戦はもうどうしようもなくリズムが悪く、きっかけがつかめません。
それでも前を向いて進むよりないわけで、残り半分は多くの課題に正面から向き合って臨んでいきます。


それではまた
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2012年10月06日

村中六段戦

振り駒で後手となり、変則的な出だしから私△四間飛車穴熊▲銀冠、という対抗形に。

形勢判断の難しい将棋で、二転三転だったと思われます。
最終盤、負けを覚悟した第1図。
後手△が私です。


2012.10.5村中戦.gif


今6二の銀で△5三銀と歩を取りました。
相手玉はかなり追いつめているものの、あと一押し足りません。
守備銀がそっぽにいきながら歩を補充しているようではまずいとしたもの。

この辺り、感想戦でもかなり調べましたが、非常に難解。
全体通じても非常に難しい将棋でした。

図の局面はどちらかというと実戦的には勝ちやすい展開だったようです。
最後は穴熊の深さに助けられて制勝しました。


これで竜王戦は4組昇級となりました。
最近ずっと結果が出ていなかったので、素直に嬉しいです。
来期竜王戦も上を目指して頑張ります。


それではまた
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2012年09月20日

村田(智)六段戦

昨日は最終の新幹線で帰ってきたため、更新が遅れました。

後手で互いに角を打ち合う乱戦模様の将棋に。
序盤の図での次の手に悔いが残ります。


2012.9.18村田智戦.gif


▲4六角は飛取りと共に▲2四歩からの攻めを狙ったもの。
(▲4六角を打たないと、▲2四歩△同歩▲同飛に△3五角の王手飛車がある)
実戦は長考の末△3五角。これは妥協した手で、上記2つの狙いを防いでいます。

ただ序盤は飛より角の格言もあり、△3三角と打って▲2四歩を緩和しつつ△5五歩の攻めを見る手も有力でした。こちらは踏み込んだ手。

結果的には△3三角を選ぶべきだったようで、△3五角の妥協から少しずつ苦しい将棋に。
それでも粘りが巧を奏して最後は一瞬勝ちがありましたが、秒読みの中つかみきれず敗戦。

どうも殊順位戦では踏み込みが悪く、それが今の悪い結果につながっています。
残り6戦、開き直って思い切りよく戦うことを心がけようと思います。


それではまた
posted by 遠山雄亮 at 11:31| Comment(3) | TrackBack(0) | 対局結果 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月13日

川上六段戦

振り駒で先手になり、中飛車に構えました。
最新形から未知の局面へと進み、押し引きが長い戦い。
リードを広げにかかったのが図の局面。


2012.9.12川上戦.gif


今5二の飛を△6二飛と寄って▲6四歩を受けたところ。
ここで▲5二歩が手筋の応用。
相手の駒が直前までいた所に歩を打つのは好手になりやすいもの。
今回のケースは珍しいですが、相手は取るわけにいきません。

実戦は攻め合いになりましたが、▲5一歩成が大きな拠点となり、攻め合い勝ちとなりました。


この勝利は、なんと今期先手番での初勝利。長いトンネルを抜けることが出来ました。
いい形できっかけをつかみつつあります。
また来週対局があるので、そこに向けて頑張ります。


それではまた
posted by 遠山雄亮 at 11:01| Comment(3) | TrackBack(0) | 対局結果 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする