このテの記事は納豆のような物で、好き嫌いが分かれると思います。
私は面白いとも思いましたが、気になった点がありました。
それはあまりにも「競馬」に例えすぎている事です。
両氏共さすがプロだな、という話も随所にあるのですが、競馬に例えすぎていたり競馬用語が出すぎていて、それが私の中で評価を大きく落とす要因でした。
そもそも◎や○ひいては▲が何のマークか(競馬等では常識的なのですが)どれ位の人が分かっているのでしょうか?
なんかこの辺りに、内輪で盛り上がっている印象が否めないのですよね。TVのバラエティーで、芸能人の裏話で出演者とスタッフだけ笑っている、そんな感覚です。
この話と関連して、日頃思っている事を。
棋士は当然実力が全てで、勝ち負けで全てを判断される世界。
そして全てを見られる事により、生きる糧を頂いています。
これは前提として。
ただそれはファンの方に向けてであって、内部にもそればかり持ち込むのはいかがなものかと。
例えば、昔下位者(若手)が何か運営面について発言すると「下の者は黙っとれ!」と言われるという感じですね。
時代が明らかに違っても、強さだけがものさしのという風潮は今でも厳然と残っています。これは今月号の先崎八段のコーナーで、酒を飲んでる時にうんぬん、という件があったので想像がつくかと思います。
これが私は嫌いです。
ファンの方がそれをつまみにお酒を飲む、これはむしろ好きです。
でも棋士がそういう風にとらえだすと、これは業界全体の発展を著しく妨げる事になります。「指さない将棋ファン」を産み出す力なんかどこからも生まれてこないでしょう。
では何故私のように、昔の価値観を否定する棋士が出てきたのかというと、恐らく羽生二冠の影響力でしょう。第一人者がそうだから、私もそういう思想になった、というのが自然な発想ですから。
特に自分より若い世代には、昔の価値観は持ってもらいたくないものです。もう昭和的価値観じゃ、将棋界で仮に生き残れても社会で生き残れないです。
朝青龍には魅力もありますが、皆が朝青龍じゃやっぱりイカンわけですね。
でも朝青龍と白鵬の対決のように、「誰が一番強いか」というのはどんな世界でも面白い、という訳で、今日明日の名人戦に是非ご注目を!
もちろん中身も充実、私の連載も載っている将棋世界7月号にもご注目を。
最後は宣伝になってしまいました(笑)
それではまた
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H七段は一部不適切な表現がありますが、若気の至り(もしくは負け惜しみ)と認識します。ならば普通に勝ってB1に上がってよ、と突っ込みたくなるのは私だけでないはず。でも、こういう毒舌は20歳代の特権ですし、私も「嫌いじゃない」。30歳を超えると立場や地位といったものが邪魔をして、自然とできなくなると思います。
一番残念だったのは、S八段の暴露話です。わざわざ紙面を割いて、ファンに公表する内容ではないです。できれば知りたくなかったですし、棋士間で解決すべき事柄。名前を出されたA九段が気の毒で仕方ない。
雑誌全体としてはとても楽しい内容ばかりですので、一部のコーナーだけを取り上げて事を荒げる必要はないと思います。
8月号も楽しみにします。
私も生意気であることは嫌いではないし、自分の生活でも多々生意気に振る舞いますが、生意気であることより、知らず知らずに小さい話になっていく感じが嫌、というのは遠山さんと同じです。競馬用語は何となく分かりますが、私は競馬は嫌いです。馬のように人を眺めるのも好きではありません。渡辺明ブログも、競馬の部分だけ飛ばしています。
即ち、表現は徹底的に自由であるべきである、ただし、それは一度公表されたら必ず批判にさらされなければならない、批判を受ける義務だけは存在する、というものです。
先崎先生は、阿久津、橋本両先生の対談については違和感がある、二人にその覚悟があるのなら、とおっしゃってました。僕はここに先崎先生の美意識を感じました。また、二人の対談を読む限りでは、その覚悟はあるようにも思いました。ただ、遠山先生が苦言を呈されておられるように(と言うか、痛烈な批判ですね。こういう男らしい発言が遠山先生の魅力です)、批評が読み物として成立するための芸が、対談のお二人には少し足りなかったかなと(笑)
しかし、いづれにしても、遠山先生を含め、それぞれの先生が、覚悟を持って物を言っていると感じました。プロ将棋ファンの僕には、そのことが何よりの楽しみです。わがままなファンの言い分ですが、批判も甘んじて受ける覚悟の本気の発言を、もっと聞きたいと思うのです。
日頃こちらのブログは拝見しておりましたが、
今回の遠山四段の意見について、おこがましくも自分の考えに近いものがあると思い、
レスさせていただく次第です。
自分が順位戦予想の記事を読んで違和感を感じたのは、
これは若い世代の狭い世界、内向きの話になってしまっているのではないか、
ということでした(ある意味、それが狙いの企画だと理解はしていますが・・・)。
お二人とも力もあって、大きな発言をするに足る方々ですが、
それを自分たちで卑小なものにしてしまいかねない危うさをも感じてしまいました。
老婆心で済めばよいのですが。
しかし、この件に関してはざっと見ただけでも棋士や将棋ファンの方々の意見も様々で
(私の考えは分が悪いような・・・)、
それはとても健全なことだと感じます。
そういう意味では、順位戦予想のお二人や先崎八段の記事は、
きっかけとしてよかったのかもしれません。
ただ、こういった話の流れで一番やってはいけないのは、個々の人格批判になること。
それだけは誰しも避けてもらいたいなあと感じています。
もちろん遠山四段はじめ、みなさん大丈夫だと思っています。
長文失礼いたしました。
これからも楽しく拝見させていただきます。
将棋世界の橋本七段と阿久津六段の順位戦予想は、なんとも傲慢かつ下品な内容で嫌な気分にさせられました。
あの発言は、若いから許されるとか、将棋界を盛り上げるためにあえて挑発的に発言されていると好意的に解釈することもできますが、私には将棋界に泥をぬる無責任な放言であるとしか思えませんでした。
なにか途方もない思い上がりや勘違いがあるのではないでしょうか。将棋され強ければ、
何をいっても許されるという昭和的価値観
の下で、将棋界の発展はないでしょう。
棋士はその一人ひとりが伝統と気品を感じさせる気高い存在であってほしいと私は願っています。
はっきり言って雑誌企画の一つとして面白く読みました。しかし、とても面白いかと言えばそうでもなく、
やはり上の世代の方には不愉快だと思いますし、言われている棋士も気持ちよくはないでしょう。
傲慢、勘違い、思い上がっている、とお叱りを受けても仕方ないと思います。
橋本七段、阿久津六段、お二人の覚悟、実績や自信は
十分わかりますが、放談にも限度がありますし、
そう度々今回のような発言が読みたいとも思わないことも事実ですし、仰って欲しくもありません。
まして調子に乗って言いたい放題、というのは美しくありませんし、
棋士としての品格を汚すことになると思います。
お二人はもちろんそんなことは分かっている上での発言ですね。
あの手の発言は2ちゃんねるでもっと言いたい放題
語られているように思います。それはいいとして
棋士がそのノリで語るというのは好ましいことではないですね。
先崎八段の文章にもうなずけます。
となると私の意見は矛盾しているようになりますが、
ほどほどにお願いしますということですね。
人として敬意は持たなくてはいけないと思います。
そしてお二人は敬意はあると感じます。
しかしいつもあの調子で発言するのは問題でしょうし、
その辺りは空気を読むということでもありますね。
遠山四段、名局セレクションで
片上五段対千葉五段の将棋を紹介、解説していますね。
さっそく並べて楽しませていただきました。
あちらを立てればこちらが立たず、といったことがない
バランス感覚の解説で楽しみました(笑)
片上さんはあの記事を読んで「予想が当たらないように頑張る」といったようなことをブログに書かれておられました。また、谷川さんがあの記事を読んでいるかどうかは分かりませんが、それでモチベーションになって阿久津さんに勝ったのであれば、それはそれで大変結構なことではないかと。
賛否両論ある中、この一件で順位戦が注目されるのは間違いない。順位戦だけではないですね。現に谷川vs阿久津の一戦は注目された。これが何よりも重要なんです。プロ野球で楽天の野村監督があれだけ毒を吐くのもこれと同じ理由です。(発言者の経験や年季に違いはありますが(笑))
その辺りが将棋世界の狙いだと私は解釈してます。阿久津、橋本両氏が、決して傲慢さからだけではなく自分が悪者になってでもエンターテナーになってやろうと思っているのであれば、つまり、自らが積極的な発信者になるという自覚があっての行動&発言ならば、業界を変えうる存在になるのではないかとも思います。そういう意味では、遠山さんを始め、ブロガー棋士のみなさんには頑張っていただきたいと思っています。
遠山さんの主張とは離れていますが、こういう意見もあるということで。
おもうのですが。
遠山四段の意見を読むと、なにやら普段の二人も鼻持ちならない考え方を持っている、二人の人格的なことへも言及してるようにも読めるのですが。
青野VS阿久津戦の予想を若手がしていたと書いていますね、で、予想は皆阿久津乗りだったと・・
この記事で青野さんは記事にされ不愉快だと思いますが、これはどうなるのでしょうか・・。
遠山さんの言われることはもっともです。しかし
今の時代朝昇龍みたいな人が将棋界には居なかったのではないですか?さかのぼると升田さんまでさかのぼるのかもしれませんね。そもそも阿久津・橋本は実力が伴ってないので朝昇龍ではないですしね。
いまも昔もファンは棋士の生の声が聞きたいのだと思います。そういう意味で遠山さんらがブログを書かれているのはすばらしいです。羽生さんは悪い人ではないと思います。しかし本音が見えない・・羽生世代はこういう人が多い。ここに本音を言える棋士が現れたのはファンとしては肯定したい。私自身は十年以上も将棋世界を読みましたが、
一番笑い、さわやかな気持ちになりました。
いちいち否定していたのでは、本音が言えなくなるじゃあないですか。優等生は羽生世代にたくさん居る・・それはそれでよい。一方本音を出す棋士も
必要。どちらも必要、これでいいんじゃないですか。
ただ、それとは別に、順位戦予想の対談は全体として口が滑り過ぎのように感じられ、あまり気持ちのいいものではありませんでした(競馬に例えること自体は、単なる喩えなので、それほど神経質にならなくてもいいように思いましたが。ここを考えすぎると、あらゆる比喩表現が使えなくなってしまいます。もちろん比喩は大半の読者が理解できることが前提条件ですが)。
とくに「相手が弱すぎて負けた」などという発言は相手に対する尊厳が全くないし、そもそも負けた言い訳として言ってて恥ずかしくないのでしょうか。
ある程度は面白おかしくしゃべった方がいいとは、自分も思いますがあれは許容範囲を超えてる気がします。