やや予想外の藤井システムで来られ、こちらはやや欲張った序盤戦。前例の少ない将棋で長考が目立ち、駒がぶつかったのは夕休を過ぎてからでした。
さて決戦直前の第1図。解説の都合上私が先手▲になっています。

△51角と引きこちらの手番ですが、既に形勢に差がついていると言ったら驚かれるでしょうが、もう私の方がまずいのです。いわゆる「剣が触れる前に決着が付いている」という形。
理由は、振り飛車は5筋を交換して、△35歩から攻めれば良いのに対して、居飛車には既に思わしい手が無い事。
実戦は▲46歩と仕掛けましたが、これではダメなのは分かっていました。
それでも後手が対応を誤り少し難しくなりましたが、やはり勝ちにくい形。
強引に攻め込みますが、第2図

こちらは大きな駒損ですが、後手陣がバラバラなうえ手番を握り、何か無いか、という所ですが、いかんせん持ち駒が悪すぎます。▲74桂と一回は王手をしたものの、△92玉と逃げられて、この持ち駒では後続がありません。
以下は粘るも時間を余していた矢倉六段に的確に対応され、届きませんでした。
順位戦初戦は、あまり良い所の無いまま敗戦。順位戦は特に持ち時間が長いので、序盤で悪くなってしまうと取り返しがききにくい、という典型になってしまいました。
とはいえリーグは長いので、気を取り直してまた次頑張ります。
それではまた
残念無念・・・
ミレニアムは最近あまり見ないので意欲的な指し回しかと思いましたが、
四間飛車十分過ぎる形になってしまいましたか。
やはり居飛車党と違って駒組み等ぎこちないですか。
本譜角を切って桂と交換は反撃も厳しかったですね。
でも動くしかありませんでしたか。
途中2四歩(図では8六歩)の催促で桂を狙うのは駄目でしたか。
2二銀(8八銀)も上がりたいところではありますね。
順位戦はコクがありますね。
熱戦、名局、たくさんありました。
児玉七段は会心譜かと思います。すごい将棋でした。
田村六段対中座七段も物凄い力戦でした。
なにがなんだかさっぱり(笑)
戸辺四段は石田流の気持ちの良い快勝譜でした。
まだ始まったばかり。
気持ち新たに勝利期待します。