今日はアメリカの準備をしたり雑用をこなしたり棋譜並べしたりといった一日。夜はまた飲む約束もあるのですが、大人しくしようと思います。
さて昨日の名人戦は記事にも書いたように森内名人が勝って先勝しました。ネット中継では1日目の途中から、後手の模様が良いと書かれていましたが、飛切りで決めに行って決まらないのではそれほどでもなかったのでしょう。
やはり後手玉は入城出来ないのが痛いという事だったのではないでしょうか。そう考えるとコメント欄の対局後の感想のように、△86歩と攻めずに△65歩からゆっくり指すべきだったでしょうが、そういう展開ならば先手の4筋の位も大きく、互角の序盤だったという事なのでしょう。
両者の調子を考えるとこの1局が大きいと見ていましたが、調子の悪かった森内名人が先勝したことで、今期はもつれるとみました。
各地大盤解説会場には沢山のお客さんにいらして頂いたようで、注目度の高さが分かります。是非熱戦を続けていってほしいものです。
次局は22、23日に大阪で行われます。
昨日の結果をもとにたまには他棋戦の情報を。
女流王将戦挑戦者決定戦は矢内女流名人が鈴木女流初段を降して挑戦権獲得。清水女流王将に挑みます。絶好調の矢内女流名人、一気に三冠王となるか、ここ数ヶ月動向が気になります。
王位リーグも随分進行しています。紅白共に、羽生世代vs平成六年入会組という形になってきました。紅白共直接対決が多く、どうなるか予想がつきません。
竜王戦では、人数の多い6組が煮詰まってきました。中堅vs若手の構図となった準々決勝では、3局で若手が勝利。残り1局が終わるとベスト4の顔ぶれが決まります。
更に今日は新たな試みを。文章のスタイルを少しだけ変えてみました。今までとどちらが良いか見極めながらスタイルを考えてみたいと思います。
それではまた
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なぜかタイトル戦で当たることがなかったふたりが
いよいよ女流王将戦で戦うことが決定しました。
女流棋界の頂上決戦と思われ,これは大注目しています。
文章のスタイルについてですが、いつもは行頭が一文字下がった書き出しでしたが、本日分は先頭からとなっていますが、これでしょうか。
個人的には、日本語として文章の書き出しは行頭が一文字下がるのが正しいと思っていますし、その方が読みやすいと思っていますので、従前通りの方がとよいと感じています。でも現在インターネット上の文章は、ほとんどが先頭からの書き出しですね。
遠山先生もお考えあってのことと思いますので、最終的にどちらに落ち着くのか見守りたいと思います。