2008年01月23日

将棋イベント【追記あり】

 昨日は結局家で原稿を上げつつネットで順位戦を観るという、一番無難な選択をしました。
 おかげで原稿もあと少し。ちなみに何を書いているかというと、将棋年鑑の解説を書いています。年鑑には解説者の名前が出るので公表しても良いでしょう。結構な局数ですが、半分以上を仕上げ、残りはまた時間のある時にやります。

 順位戦は面白い将棋が多く、原稿の手が止まってしまう事しばしば。本当に名人戦棋譜速報は面白いですね。将棋ファンで入っていない方がいらっしゃったら是非お勧めです。今は支払い方法も多様化しており、入会しやすくなっています。
 C級1組は上位陣が安泰で、勝負は残り2局という事になりました。それにしても広瀬五段は相穴熊戦に強いですね。昨日の指しまわしは私も非常に勉強になりました。
 C級1組は調べてみたところ、上位陣による直接対決が全く無い形。ここまで無いのも珍しい。ただ全員厳しい相手を残しているので予想はつきません。

 さて今日は昼に仕事で将棋会館へ。そしてその後は棋士会に出席。雪の中にも関わらず多数の参加者で、暖房が暑いくらい熱い議論が交わされました。

 これで今日の日程は終了、の予定だったのですが、面白そうなイベントが行われている事をネットで知り、新宿へ。
 このイベントは将棋のイベントで、主催は将棋ファンの方。とあるブロガーに将棋を教わって興味を持ち、今はすごい好きになったという非常に嬉しい方でした。しかも若い人なのですね。
 そういう人が主催しているからか、来客者も若い人が多くいて、それは嬉しい事でした。私と同じ位の世代のファンの方は多くないですから、こういったイベントで少しでも将棋に触れる機会が増えてくれれば、という思いがあります。私も個人的にこうした気軽に参加出来る将棋イベントを行いたいという希望を持っているので、良い勉強になりました。
 会場で若手棋士に会ったのには驚きましたが、主催者と知り合いとの事。こうした人と人のつながりが大切ですね。

 私は明後日対局で、疲れも溜まっている事もあり、早めに帰宅。ちょうど第二部が始まったところで失礼したのですが、スライドで写される対局に皆さんお酒のグラス片手に興味津々で、楽しい光景でした。バーで将棋って良いですね。

 今日は告知し損ねましたが、マイナビ女子オープンの2回戦が中継されていました。山田(久)女流三段が猛烈な攻め合いを制してベスト4に名乗り。去年に続いての事で、実力者の面目躍如です。千葉女流三段としてはここでの敗退は不満の残るところでしょう。矢内、鈴木と20代がベスト4に名を連ねていましたが、まだまだ先輩も負けてられない、といったところでしょうか。
 ベスト4の残る一局は甲斐ー里見の注目の若手対決。今旬な若手同士の対決は注目です。こちらは今月30日に行われます。
中継、結果はマイナビ女子オープン中継サイト

 忘れないうちに告知を。明日から羽生王将に久保八段が挑戦している王将戦第2局が始まります。初戦を落とした久保八段としてはここが踏ん張りどころでしょう。羽生王将の先手ですが、まずは戦形に注目です。第1局に続いて相振り飛車か、久保八段の振り飛車か。
中継は毎日.jp

【追記】イベントの様子が、関わっていた関係者のブログに出ていたのでリンクを貼っておきます。
http://myhome.cururu.jp/takekoputa/blog/article/71001823798


 それではまた
posted by 遠山雄亮 at 22:43| Comment(1) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お疲れさまです。
金曜日は王座戦二次予選、神谷七段戦ですね。
他にも注目カードが目白押し。
対局がなければ
控え室で観たいところでしょうか(笑)
中継してほしいくらいです(笑)
28連勝の最多連勝記録を持つ
B2のいぶし銀を相手に遠山振り飛車が
どう戦うか。興味深い一戦です。
若手喰いでもありますし、強敵です。
さらなる上に進むためにも勝ちたい一局。
楽しみにしています。

マイナビ女子オープンは
山田久美女流三段が後手番で激戦を制しました。
千葉涼子女流三段が意欲的に先手急戦矢倉で仕掛け快調にペースを握っていたかに見えましたが反撃も厳しかったようですね。
対戦成績では負けが込んでいましたが
山田女流三段が先輩の意地を見せました。
次局は甲斐、里見戦の勝者とはこれまた楽しみです。

数日前ですが
きしろ杯は村田智穂女流初段が優勝ですね。
去年は清水女流二冠を破ったこともあり、着実に力をつけていますね。女流戦線をさらに盛り上げるためにも今後に期待です。

王将戦第2局も注目。
後手久保八段はやはり中飛車か。
四間か、意表の三間か。向かい飛車か。
先手羽生王将がどう応じるのか。超急戦か、
持久戦か、新構想か、はたして。
Posted by 駒落ち好き at 2008年01月24日 01:01
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