気持ち入れ替えて木曜の対局に向かっていきます。やる事は山積みですから、気合い入れて頑張らねば。
さて今日は中継が沢山。好カード揃いです。
A級順位戦が1局。郷田九段ー三浦八段戦。5勝1敗同士の注目の首位決戦です。後手の郷田九段が意表を突く△85飛戦法に出ています。
中継は名人戦棋譜速報で
マイナビ女子オープンも2回戦がスタート。矢内女流名人ー中村(真)女流初段戦。中村女流初段の四間飛車に矢内女流名人が急戦で向かい、午前中から激しい戦いとなっています。アマチュアの方に人気の高い戦型ですから、参考になる事請け合いです。是非ご覧ください。持ち時間3時間なので、17時過ぎ頃終局予定と思われます。
中継はマイナビ女子オープン中継サイトで
煮詰まってきている朝日杯将棋オープン戦。今日はベスト4を決める戦いが行われます。
まず15時から羽生二冠ー木村八段戦。勝った方と佐藤(和)五段が対戦します。現在行方八段と丸山九段がベスト4に名乗りを挙げていますが、さて3人目は。勝ち残った棋士は丸山九段との対戦となっています。
ネット観戦記も徐々にアップされているので、そちらも是非。加藤九段1000敗となった将棋の観戦記は特に必見です。
中継は朝日杯将棋オープン中継サイトで
それではまた
指し初めの写真を見ると健康的なご様子。
いらぬ心配のようでした(笑)
マイナビ女子オープンは
先手中村(真)女流初段の四間飛車に
矢内女流名人が後手番ながら
6五歩早仕掛け。
前身のレディースオープン、
甲斐女流二段戦、遠山四段が観戦記担当の時も
この仕掛けでしたね。
朝日杯櫛田六段戦でもありましたね。
しかし今回は4二金は上がらず、4一金型で
先手も7三桂が跳ねられていません。
玉頭銀を警戒する意味もあって金を先に上がる
そうですが、本譜は先に5六歩を突いているのでその心配がありません。
とすると後手番ながら
居飛車も指せる展開でしたか。
竜王の本(四間飛車破り・急戦編)によると
先手4五歩早仕掛け6九金型
は途中4五同桂で居飛車指せるとありますね。
角成で玉を乱されても8四桂が先手にならないとあります。
実戦的にはこわいところではありますね(笑)
本譜後手番でも有力かもしれなかったですが、
角交換から。以下叩きには同銀ではなく銀引き。これは先手番6八金型なら後手指せるとありますが、
このあたりは微妙な形の違い、細かすぎて、研究済みとはいえすべて頭にあるわけではないでしょうね(笑)
時間も切迫すればなおさらですね。
櫛田六段戦で実現しなかった8八飛車成を決め
悔いなし。
本譜は先手3五歩から玉頭を攻めましたが、
結果的に銀が繰り替えらて
最後は玉頭からの攻めが受からない形に。
それでもまだ難しい戦い。
7五歩(3五歩)と本にあるこちらからもありましたか。112pからの変化もありそうでしたね。
金が上がっていない分、
さらに振り飛車指せる展開ですか。
このあたりは難しすぎますねほんとうに(笑)
振り飛車ペースといわれながらも難解な白熱熱戦となりました。
勝負勝負の激戦の末、
最後は矢内女流名人が正確に玉を逃げ、勝ち。
矢内将棋はいつもハラハラさせます。
見応えのある将棋でした。
改めてこの戦型の勉強になりました(笑)
朝日杯は羽生二冠が2連勝。
木村八段は好調に攻めていただけに
悔しすぎるでしょう。
時間に追われてのこともあるとはいえ、
羽生二冠の逆転勝負術はおそるべしですね。
続く、佐藤(和)五段戦は
遠山四段には見慣れた形ですね(笑)
しかし途中から大差に。
攻めが止まりません。
あっという間に寄せきってしまいました。
準決勝の丸山九段も内容良く強く勝ち上がって
きているだけに目が離せません。
A級順位戦は先手三浦八段が
良いようでしたが果たして・・・・・
名人挑戦への道にも注目です。