この事について二つほど記事を。
羽生二冠、1,000勝なるか--> 祝・史上最速での1,000勝達成(My Life Between Silicon Valley and Japan)
羽生1000勝といっても多分御本人には単なる通過点だよな、とか思っていたらやっぱり手が震えたらしい(長すぎるタイトル) (ものぐさ将棋観戦ブログ)
お二人とも羽生二冠の手の震えについて書かれていますね。
さてvsの後はB1B2を検討。やる事は山積みでも、勉強も大切です。年内にまだ対局も残っていますので。
この日も好局揃いで、思わず検討にも熱が入りました。詳細は名人戦棋譜速報で
関東で行われていた中だと、渡辺竜王ー北浜七段の将棋やB2の上位対決の神谷七段ー土佐七段戦が人気。
渡辺竜王は苦しそうでしたが、終盤一瞬の切れ味で制勝。B級1組は上と下がハッキリとしてきていて、昇級争いは上位対決を制した鈴木八段と深浦王位がほぼ当確。降級争いも絞られてきた感じがします。
神谷ー土佐戦は終盤二転三転の大熱戦。最後神谷七段に、難解ながら土佐玉を詰ます手順があったように思えましたが、実戦ではかなり指しにくい順で、土佐七段が逃げ切って勝利。
これによりB級2組は1敗者が松尾七段一人で、後は2敗が5人。とはいえ松尾七段は順位が良くないですし、これは最後の最後までもつれて行きそうです。
ところでMy Life Between Silicon Valley and Japanの梅田さんから17局も同時は多すぎる。という問題提起がありました。問題というほど大袈裟な物ではないですが(笑)、その辺りを観戦している方がどう思っているかは気になるところではあります。
B1B2を同時に開催しているのは、両クラスの棋士は他の棋戦でも当たりやすいので、同時に開催して日程にゆとりを持たせている、という意味がありそうです。あくまで推測ですが。
ですがネット中継も普及が進み、もし梅田さんのような要望が多くなれば改善される事でしょう。
ただ順位戦は対局時間が長いので、17局もあれば飽きなくて良いという意見もあるかもしれません。
ネット中継に実際に携わっている方や検討している棋士としては、半分位がちょうど良い気もします。特にネット中継スタッフの方の苦労は、いつもそばで見ているだけに身に染みます。
順位戦はドラマも多いですし、将棋界として優良なコンテンツだと思いますので、連盟としても良い形での活用方法を見出すべきだと考えています。
それではまた
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またやや話はずれますが、今年の竜王戦が囲碁の名人戦とかさなりBS中継が短縮されるという事態がおきていました。このあたりも含めコンテンツの見せ方について、もう少し考えていただきたいとおもいます。
なので二局でも十七局でも同じことです。
しかし常識的に考えるならば
分けられるのであれば分けた方がいいでしょうね。
ところで,明日は佐藤二冠の講座の後に
NHK杯で郷田九段が藤井九段と指します。
一方,朝日杯の中継が予定されていまして
10時から佐藤二冠と郷田九段が戦います。
これも一種の同日開催でしょうか。
いちおう、誰が何勝何敗で……とか、どこがどんな戦型で……と、頭に入れてみたいのですが、対局数があまりに多いと、私の脳では追い切れません。
せいぜい、7、8局だけにしぼってデスクトップに開いていますが、「パチッ」という更新された駒音がどのウインドウからなのか、わかりませんし。
ノーマークの対局が実は白熱していた、なんてこともあります。