序盤はやや不満が残る進行でしたが、実際はもちろん大変。決戦になったのが第1図

後手としては物凄く選択肢が広い局面。何を指されてもしょうがない、と開き直って▲86飛と指しました。
ここで71分の大長考。早指しの木下六段にしては珍しいですが、それだけ難しいという事。有力手は△36歩・△82飛・△88角の3通り。
△36歩には銀で取りますが、2通りあってどちらも変化が広く深い。
△82飛なら▲64歩△同歩▲71角という大決戦になりそう。
△88角なら▲84飛として、以下桂香の取り合い。
ざっと書くとこんな感じに。100手では読みの量が足りない程でしょう。私も相手の大長考中にざっと読んでました。こういう場面の事は渡辺竜王の本に出ていましたね。全体をさらっと読むか、一つの手に的を絞って読むか。私は全体をさらっと読んでいました。途中からは少し休憩も。相手の大長考中というのは時間の過ごし方が案外難しいものです。
そして指されたのは△88角。対して▲84飛とし、そこで△99角成と来たのが第2図。

ここでアンテナが反応したのが勝因でした。この△99角成は、△77角成→△99馬と行くより△99角成→△77馬と行った方が馬の位置が良い、という意味。その差は形勢にそのまま響くほど。しかしここで先ほどさらっと読んでいて考えていた手がありました。そこで今度はこちらが夕休を含めると1時間以上考え、▲86角。

飛取りでかつ桂取りを受けた手。後手も△41飛が桂に紐をつけて味が良いのですが、▲82飛成△88馬に▲45歩△同銀左▲42歩△31飛▲52竜が好手段。

▲41歩成の単純な狙いが受かりません。以下△87馬▲41歩成△86馬に▲42歩(!)で優勢です。こうなると位取りの裏をとった感じですね。オフサイドラインの裏を取った感じです。
そこで第3図で△82香とされました。これも候補手の一つ。これに対して▲42角成△84香▲32馬△同金▲78歩が好手段

駒損ですが馬の動きをシャットアウト。先手陣は小駒が無いと寄せづらいのも見逃せません。以下△87香成▲82飛△77成香に▲42金が厳しい攻め。

ここで△同金▲同飛成△32金と敢えて王手銀取りをかけさせて、以下▲44竜△43金と竜を詰ますのが成立すると厄介なのですが

ここで▲45金が用意の好手。後手は持ち駒が悪く、△44金▲同金△23銀くらいですが、そこで▲34歩と打てば攻めきれる格好です。この手を夕休に発見し、イケルと思いました。
後手は違う受け方をしてきたものの、完全に位取りの裏を取り侵入した形に。以下は素早く寄せきる事が出来ました。
全体的に戦いが始まってからは読みもしっかりしていて、良い内容でした。体調がかなり戻ったのも勝因の一つだと思います。
このまま、一つでも多く白星を重ねていけるよう頑張ります。
この日のC級2組は面白い将棋が多かったように思います。驚愕の角打ちから豊島四段が圧勝した佐藤(天)ー豊島戦。そして思いのこもった局面から驚愕の角打ちが出て、終盤大激戦となった大内ー村山戦。信じられない大逆転の幕切れの西尾ー中村(亮)戦。そして2時まで延々力のこもった攻防が行なわれた所司ー藤原戦。
是非名人戦棋譜速報で見ていただきたい将棋です。このまま埋もれてしまうには惜しすぎる将棋ばかりでした。
今日から竜王戦第5局が始まりました。予想通りの相矢倉に。佐藤二冠は時間の使い方から見るに、かなり作戦を練ってきた事が見受けられます。決着は明日の夜になります。渡辺竜王が一気に防衛するのでしょうか。
中継は竜王戦中継公式サイトで
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それではまた




K六段は一番近所に住んでいる棋士で、小学生の頃から見ているため、ちょっとだけ複雑。
ともあれ、ムチャ茂先生の流れを汲む一門の隆盛を祈念します。
このまま波に乗って、白星を重ねて下さい。
強い!馬を封じて快勝!
体調を整えて望んだ成果がきっちり表れましたね。
銀矢倉の堅陣が活きました。
1図では後手としては玉頭位取り、
飛車回りの意志を通して
3六歩、同銀、3五銀右とぶつけて
縦の攻めでガリガリ攻め合うのが有力でしたか。
8二飛車から、6四歩、同歩、7一角の変化は
攻めが続くかどうかですが先手ペースのような気もしま
す。後手としてあまり面白くない展開のような。
対玉頭位取り破りはお手の物になりましたね(笑)
このまま勝ちを重ねてほしいところです。
竜王戦第5局は果たして・・・・・
素人目には竜王の力が
発揮しやすい形だとは思いますが・・・
二日目に大注目ですね。
マイナビ女子オープンでは
いよいよ矢内女流名人が登場しました。
上田女流初段の四間飛車穴熊に米長玉から銀冠で
手厚い指し回しで勝利。自玉も読み切り大差。
最近集中的に四間穴熊を勉強していた私としては(笑)
5六歩では5六銀と出て、4四歩なら
3八飛車から6五歩、3五歩、4五歩、と攻めの形に
したかったような。
駒損になっても堅陣を活かしてガリガリ攻めて
食らいついていくのがとっておきの四間穴ですか(笑)
大人しく5六歩から角の展開でまったりとして
矢内女流名人の得意なペースになりましたね。
日曜日の大和証券杯、女流最強戦でも
早くも同一カード。
リベンジなるか・・・と言いたいところですが、
私は矢内応援団の一員です(笑)
こげ茶のスーツとてもよく似合うと思います。
居飛車の位取り戦法は将棋らしくて面白いですね、勉強になります。
これで(対局数の違いこそあれ)2位に浮上した
わけですから 残り全勝で昇級あるのみ!
石川 歩
がんばってください。
一つ一つ、頑張っていきますので、応援のほど、よろしくお願いします。