そして本の効用か(?)、きっちり負かされました。
広瀬五段といえばブログを書いている事でもお馴染みの、相穴熊の天才です。その広瀬五段が遠藤アマと共著で本を出しました。その名も「とっておきの相穴熊」。棋士仲間では非常に評判の良い本。相穴熊はプロよりアマチュアの方が出現率が高い戦法ですから、得意とされる方は読まなきゃ損ですよ。そういう私も今日購入します。
今日は色々紹介したい事があります。まずは女流関連で2つ。
大和証券杯が再スタートします。今回は女流の公式戦。前回の最強戦同様、トーナメントで女流の最強を決定します。
もちろん日曜の20時から。中継は大和証券杯ネット将棋公式HPで。
初戦から注目のカード。ここで笠井アマが勝てば一躍ヒロインに躍り出ますね。可能性は決して低くないと思います。
また、HPもリニューアルとの事。こちらもお楽しみに。
その前日、つまり明日は日レスインビテーションカップ決勝が行われます。LPSA最強者決定戦は予想通り中井女流六段ー石橋女流四段の対決に。最近の調子は対照的ですが、勝負は別物。良い将棋を期待します。
中継はこちらで
今日はA級とB級2組順位戦。中継は名人戦棋譜速報で
この間書評を書いた「頭脳勝負」。ネット上でアルファーブロガーの書評を発見。小飼弾さんの記事はいつも視点が鋭く、勉強になります。愛読してかれこれ1年以上。私のブログを書くお手本の一人でもあります。
将棋はスポーツだ! - 書評 - 頭脳勝負 (404 Blog Not Found)
将棋はスポーツだ、という観点から感想を述べています。その中でなるほど、と思った部分を引用。
将棋がスポーツであるということは、来るべき「機械に人間が敵わなくなる日」に対する布石としても重要だ。我々はマラソンランナーたちに車よりも早く走ることを一切期待しない。それでいてマラソンを楽しむことが出来る。頭脳勝負も本来同じこと。
だから将棋をスポーツと捉える事に非常に肯定的なのです。こういう視点は今まで全く出てこなかったもの。私なんかもどうしても「機械に負ける」という事が想像出来ないのですが、これくらいドライに割り切るべきなのかもしれませんね。
久々に即席の足跡《CURIO DAYS》から。
新王位記念対局構想(妄想)
これは男性女性の両新王位で記念対局をしては、というもの。メインは「おーいお茶」。これ、昔内藤九段がCMで出演していたと思います。これを「王位お茶」に変えてはどうか、という事。発想がまず面白いですね。実現したら面白そうですが、関係者の皆さんいかがでしょう?
最後に「ぺんぺんぐいん」から。このブログは片上五段の大学時代の後輩が書いています。彼は私も何度か会った事がありますが、非常に面白い人物で、AISEPの中心人物でもあります。(ちなみにAISEPは来年も開催。今度は中国で開催するとの話もあるようです)
今回紹介する記事は「ネットと海外と将棋」というもの。3つの主張を抜粋して取り上げます。
◆これからの将棋普及で必要なことは、「将棋を知らない人」に将棋を広めていくこと。
◆15級になるまでの「高速道路」をウェブ上に建設すること。
◆「15級までの高速道路」くらいは、各国語に翻訳してください。
彼のような熱意ある人物を、将棋界として放っておくわけにはいかないと個人的には思っています。こうした初心者用の「高速道路」は連盟のHPにあっても良いですよね、当然。考えてみます。
最近ブログが告知ばかりに陥りがちで、それはネット中継等が充実している証拠でもあるのですが、やはりブログはある程度自分の意見を出す場でもあるはず。少しその辺を意識して、時間のある時は色々書いていきたいと考えています。
それではまた
【関連する記事】
一応読了しております(笑)
まだじっくり盤に並べてはいませんが・・・(笑)
非常に参考になる必読の良書ですね。
相穴熊が指したくてウズウズします。
目次の言葉を覚えるだけでも強くなれそうです(笑)
構成も基本的な5二金、6一金型図から始まって、
終盤戦の考え方、そしてメインの実戦における考え方と
攻め、受け、勝負手、急所、考え方、戦い方が身に付くようになっていますね。
お二人の対談形式も良いです。後半になると遠藤アマの
主張もヒートアップしていくような(笑)
欲を言えば遠藤アマの熱戦棋譜を広瀬五段が解説するというのが一局あっても良かったと思います。
あとは初手からの基本定跡の最新のまとめと
対銀冠など、とっておきの四間穴熊を広瀬五段に
期待したいです(笑)
参考棋譜ももっと並べたいので今後の活躍にも注目です。
上位クラスとの対局が楽しみですね。
他には角交換向かい飛車穴熊など力戦形もありますし、
振り飛車穴熊は工夫のしがいのある有力な戦法ですね。
そしてやはり最後は
詰め将棋を基本とした終盤トレーニングは
必須ですね(笑)
それはさておき、たしかにちょっと告知で忙しすぎる感はありますね。
どうしても取り上げたいもの以外は、多少手分けするのもありですかね(笑)
どうかここは遠山さんのお力でのせてくれるようお願いします!!!
僕だけじゃなくて他の人もそうだとおもいますが、持将棋の棋譜は面白いので是非見たいです。
新春お好み対局として王位対女流王位の特別対局が新聞三社会の1社である中日新聞の主催で毎年行われています。
対局ルールは、
・平手戦で女流王位先手
・持ち時間は王位10分、女流王位50分、使いきると1分将棋
・その他、日本将棋連盟の対局規約による
ですね。
12月に対局、東京新聞では新春1月4日に、王位と女流王位の対談とともに棋譜が掲載されますので、今年も例年同様開催となれば、深浦新王位vs石橋新女流王位ですね。
お蔭様で大変な反響、アクセス数です。
すっかり気を良くして、続編書いちゃいました。
また実質的に貢献できない企画も含めて、いつかは日の目をみるかもしれないと思い、日々精進いたします。
今後ともよろしくお願いします。
daichanさん>そうですね。とはいえ手分けも難しいわけで、やはり大平五段のメルマガ停止は痛いですな。
t君さん>遅れましたが、棋譜はありましたよ。指し直し局の図の少し下にクリックする所があります。
nanaponさん>続編、もちろん拝読いたしました。今回の事ももちろん、これからも将棋界の事色々書いてください。よろしくお願いします!