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このカードで思い出すのは何と言っても十段戦。竜王戦に変わる前の最後の十段戦のカードでした。その時は高橋九段が圧倒して最後の十段位を獲得されました。
それから約20年。この度大和証券杯のネット対局でそのカードが再現されます。20年の月日は二人の将棋をどのように変えたのでしょう。
今回の先手は福崎九段。あまり正調な将棋は指さない妖刀使いは、どんな戦型を選択するのでしょう。谷川九段に「感覚を破壊された」と言わしめた伝家の宝刀、振り飛車穴熊を見てみたいところです。
対する高橋九段は逆にまさに正統派居飛車党。振り飛車を指したのを見た事がありません。将棋もまさに本格派。突拍子も無い手を指す事は非常に少なく、確実に手を積み重ねます。まさに「地道流」。一見地味でもこういう将棋が本当に強い将棋なのだと思います。
恐らく福崎九段が飛んだり跳ねたりして、それを高橋九段が抑え込む展開になると思います。そのまま抑え込んで高橋九段の一本勝ち、とみますが果たして。
今日は1DAYトーナメントも行われています。現在1回戦が終了。最後は棋士夫婦対決となるとみますがどうでしょう。
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それではまた
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