中継は大和証券杯ネット将棋公式HPで
両対局者のコメントはこちら
土佐七段は「早見え早指しの天才」というネーミングがピッタリ。普段の対局ではいつも早指しで、それでいて手は必ず急所へ。1998年度の早指し選手権で優勝もしていますし30秒将棋は得意分野といえます。けれん味の無い指し手が特徴です。
対振り飛車には様々な作戦を用いるので、今回どんな作戦を採るか注目されます。後手番なので(前回は熟練組が先手番)、急戦調ではなくジックリした将棋を目指すのではないかと予想します。
対する広瀬五段は、今回のメンバーの中ではあまり純粋ではない振り飛車党。なんでも指し、先日の対局では相矢倉でした。しかし広瀬五段といえば何と言っても振り飛車穴熊。その切れ味はおそらく全棋士でもトップクラスで、今回振り飛車党側に入るのも納得という気がします。
広瀬五段とは三段リーグ時代から対戦していて、公式戦でも既に2局指しています。随分年下で、最初見た時から穴熊の指し回しの上手さには唸らされます。持ち味は終盤なので、穴熊はピッタリともいえます。
そういえば先日のNHK杯でも振り飛車穴熊で島八段を圧倒していました。終盤残念な逆転負けでしたが、感覚の素晴らしさを見せ付けたと思います。
広瀬五段も早指しで、1分将棋になったのを見た事がありません。順位戦でもいつも最初の方に終わっている気がします。
今回は早見えの天才対決。戦型はほぼ間違い無く広瀬五段の四間飛車穴熊vs土佐七段の居飛車となるでしょう。この戦型はアマチュアの方に人気のある戦型ですから、是非普段の対局の参考にしていただきたいと思います。勝敗予想は、対抗戦を盛り上げるためにも広瀬五段に頑張って欲しいところですね。
今回は大和証券杯では2人目のブロガー(前回は渡辺竜王)。終局後のコメントも注目していただきたいところです。
プロ棋士のキャンパスLIFE
大和証券杯では次回の対抗戦、「第2弾 東軍 vs 西軍」の【大将】を募集しています。ご投票頂いた方の中から、抽選で5名様に直筆色紙セットをプレゼントされるようなので、奮ってご応募ください。
詳しくはこちらで
先崎八段対糸谷四段の個性派対決や米長永世棋聖ー内藤九段のクニオ対決や浦野七段ー北浜七段の詰め将棋作家対決なんかも良いですね。皆さんも色々思いを巡らせて投票してください。
また今日は第3回の1DAYトーナメントも開催されます。
中継はLPSAのページで
開始は10時からなのでもうすぐ。決勝は16時からとなります。
今回は「ひろみ旋風」が吹き荒れるとみましたが果たして。
それではまた
【関連する記事】