コメント欄というのは難しいもので、私も時折削除するかどうか悩む物があります。明らかな削除対象なら分かりやすいものの、どこまで削除するのかは線引きがありません。
大体、ネットというのは清濁が合わさっていてバランスを取っている社会。だからこそ面白いし、思わぬ所に「玉」が転がっている事もあります。
コメント欄といえば、最近休止された「勝手に将棋トピックス(今度取り上げます)」のコメント欄がある意味無法地帯になっていました。コメント欄なのに掲示板状態であったといえる。
いわゆる「炎上」とは違う形ではなく、こうした状態に陥るのは珍しいケースだと思う。
それについて興味深い考察がある。
Cablog Annex:5/29付
確かにネットを使うのは将棋の時だけ、という方が多い気がする。あくまで体感なのでミクロな視点ではあるが。
このブログは去年の8月にもコメント欄についての考察を書いている。
Cablog:2006年8月4日付
どちらも面白い考察。かなり言い過ぎな面もあるが(笑)ムッとしないで読んでみてください。
何故将棋界のブログは掲示板化しやすいのだろうか。上のブログの考察にあった事は一つの要因だが、さすがにそれだけでは弱い。ネット社会ではどうなっているのだろうか。
長文ではあるが、このエントリが面白かった。
真面目なふざけ、適度な過剰:長文コメントについて
このエントリにも出てくるように、トラックバックでやり取りをする方が自然かと個人的にも思う。
最近ではファニースペースにTBを送っていただき、飛んで行くと私の書いた事に関する考察があり、それを読んで勉強になる事が多々ある。
この方式には色々と問題もあるのだが、一番スッキリした(見た目にも)方法であると思う。実際、最近のアルファブログにおける意見の提示は、大抵TBで行われていると感じる。
アルファブログのようないわゆる頂点で行われている方式は、水が下に流れるがごとく、私のようなブログにも近い将来そういった形に近くなっていくであろう。
結局そういう文化が根付くのを待つのが最良の方法かもしれない。というのが私としての結論である。現状で消そうかどうかと悩むより、そうして楽観的に構えているのが遠山流ともいえる(将棋の場合はそれですぐに作戦負けになる苦笑)。ネットの世界はドッグイヤーと言われているので、意外と早いうちにそういった世界になるのかもしれない。
先日も紹介したものぐさ将棋観戦ブログにもコメント欄の事が詳しく出ています。
ブログのコメント欄について
こちらも長文ですが、興味ある方は是非。将棋界の関係者でブログを書いている方は必見です。何故必見か分からない場合はご一報を。ちなみにもはやSNSでの日記も危ないというのが私の見立てです。
明日は一転、ラーメン記にしようと思っています。
それではまた
【関連する記事】
「名誉毀損」、「著作権の問題」、「表現の自由」を考えてコメントすることが良く分りました。
また、ブログを公開する立場としても、この3点セットを考えて公開する点も再認識させられました。
今後とも注意したいと思います。