2014年11月04日

将棋電王トーナメント

コンピュータ将棋ソフトによる、3日間の熱い戦いが終わりました。
私は1日目にニコ生の解説、3日目に立会人を務めました。
「第2回電王トーナメント」レポート
将棋電王トーナメント公式HPでは全棋譜も閲覧できます。

これで電王戦に出場するソフトも決定しました。
「将棋電王戦FINAL」出場上位5ソフト決定
対戦カード等は11月26日に発表されます。
将棋電王戦FINAL記者発表会 [対戦カード・日程・振り駒・関連イベント・スポンサー 他]

大会は電王トーナメントで21連勝していたPonanzaをAWAKEが決勝戦で劇的な逆転勝ちで下して優勝。
前回出場組ではやねうら王が3位に。4位のSeleneと5位のAperyが初出場となりました。


2日目はニコ生でずっと見ていて、3日間ほぼ全てこの大会を見ていました。
印象として強く残るのは、中位ソフトの実力がグンと上がった、ということです。
激指が11位でギリギリ予選通過(通過ラインは12位まで)だったことが象徴的です。
習甦が電王戦出場権を逃したことをみても、層の厚さを表しています。
コンピュータ将棋の世界ではまた新たなブレークスルーが起こりそう(すでに起こっている?)とのことで、それが中位ソフトの底上げにつながったようです。さらなる技術進歩があればここまで強くなった上位ソフトでもさらに実力を伸ばせるかもしれない、と話されていました。

決勝は劇的な逆転劇。読み筋を見ているとAWAKEは50手以上先まで読んでいることもあり、一直線の読みを強化したことでPonanzaに読み勝ったようです。コンピュータ将棋ソフトも実力が拮抗すると長時間でも逆転が起こりうる、そんないい例になったかもしれません。
絶対王者のPonanzaが敗れたのは衝撃的でしたが、新王者も生まれ、中位ソフトも底上げされ、新しいソフトも入ってきており、コンピュータ将棋の世界もさらなる発展を予感させます。

3日目は終了後に関係者の打ち上げ。開発者の方とも多くお話出来て楽しい時間でした。5位までに入った開発者は早くもPV撮りがあったようです。


そして今日の夜、Ponanzaの山本さんと再びご一緒しました。決勝での逆転についてもお話を。終盤は詰む詰まないが入り混じったことと、変化で入玉の形が現れることで形勢判断がうまくいかなかったようです。Ponanzaでもそんなことがあるのですね。
なお山本さんとは先日の王座戦第5局観戦記の打ち合わせでした。
その観戦記は11月6日(木)から日経新聞で掲載予定とのこと。ぜひご覧ください。


それではまた
posted by 遠山雄亮 at 22:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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