2014年10月31日

佐藤紳六段戦

振り駒で先手になり、横歩取りへ。
後手が△7二銀型から美濃に囲う流れで、序盤の終わりには居飛車対中飛車の対抗形のような構図に。先日の王座戦第5局と似た感じの将棋ですね。

その序盤戦。先手▲が私です。


2014.10.30佐藤紳 朝日杯46手.gif


先手のほうが後手より陣形がだいぶ悪いので戦いにしてはいけません。
ここから▲7八金〜▲6六角〜▲7七玉〜▲6八銀〜▲8八玉と立て直しを図ったのがいい構想だったようです。
この5手で一気に陣形が引き締まり、後手と同等の堅さを作りました。

本局は全体的に落ち着いて指せて、それが勝因でした。
詳しくはモバイル中継や1月号の将棋世界で。

終局後は田丸九段に将棋世界用の取材を受けました。タブレット端末での記録、棋譜入力システムについて書いていただくようです。

これで朝日杯は二次予選進出。次はまだ発表出来ませんが強敵との対戦が組まれています。頑張ります。


それではまた
posted by 遠山雄亮 at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 対局結果 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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