戦型はお互い振り飛車党という事ですんなり相振り飛車に。
少し駆け引きがあり、結局先手は四間で矢倉、後手は向かい飛車で穴熊に。見やすいように先後逆になっており、▲が私です。

ここで△14香と来てややビックリしました。狙いは△12飛からの雀刺し。しかしあまりに露骨な狙い。
ここで考えているうちに昼食休み。ここまで持ち時間の約半分を使ってしまったのはやりすぎでした。。

進んで第2図。中盤たけなわ。
今▲53歩に△51金としたところ。形勢は若干苦しい気がします。
次に△56歩▲同銀△47歩成と来られるとまずいのですが、かといって▲69飛では元気が無いので、強く▲66飛が勝負手。以下△54銀に▲46銀と歩を払います。この瞬間、銀の紐が弱く(飛が動く展開になりやすい)、非常に怖い形。
しかしだからといって△65歩▲同桂△同銀▲同飛△46角と駒得に走るのは愚の骨頂。

▲63銀と打ち込み、▲52歩成の筋もあるためゲームセットといえます。
もちろんこんな悪い手は指さず、後手も最強手で応じ、以下戦いが続きました。途中、咄嗟に予定変更をしたのが不味すぎ、途中からは粘るも勝ち味の薄い将棋になってしまいました。
実はこの将棋、久しぶりに観戦記に載ります。
是非観戦記の方を楽しみにしていただければ、と思います。
しんぶん赤旗 平成19年5月15日〜22日(8譜)
よろしくお願いします。
新人王戦は一度も勝てないまま終了。寂しいです。
年齢で区切られてしまうと、私のように歳が上で四段に昇段するとほとんど指せません。勝負の世界だから、といってしまえばそれまでですが、年齢ではなく棋士年数(もしくは参加回数)にすれば良いと思うのですが。そんなに間違った理屈ではないと思うのですがどうでしょう。瀬川さんも1期しか指せないというのはやっぱりちょっとどうかと思います。歳が上でも新人っぽいですもんね。
それではまた
ラベル:将棋
そして、失礼なコメントをして申し訳ありません。
新人王戦のチャンスは少なかったんですね。もっと応援すればよかったと反省しています。瀬川四段は一期限りでしたか...
NHK杯と銀河戦でご活躍を!
それにしても、後手番ばっかり、よくも続くものですねぇ…
もしかしたら縁起がいいのかも。
どうやら全体的に縁のない将棋のようでしたね(笑)
相振りにおいて矢倉に後手穴熊は堅さで相性は良いと試されてきましたが、
進展性はなく受けの形で攻める形にはなりにくいですか。
矢倉相手ですと向かい飛車も四間か三間に振り直すことが
多くなりますし。本譜は端攻めは見せていませんでしたが、やはりどこかで突いていく筋もあったでしょうか。
まだまだ相振りの奧の深さ難しさがありますね。
棋戦の参加回数やプロ年数というのはその方が良さそうですよね。遅咲きのプロもいますし確かに新人っぽいです(笑)