2013年08月28日

田中(悠)四段戦

後手で振り飛車を譲り、持久戦に。
序盤で失敗して苦しい展開でしたが、相手にも一失あって難解な終盤戦。
迎えた図。後手△が私です。


2013.8.27田中悠戦.gif


ここで61分という、終盤では異常ともいえる大長考を。とにかく難しい局面。一手間違えれば奈落の底で、決断に時間を要しました。
感想戦でも中心になった局面で、多くの棋士で検討し盤面で駒を動かしながらあれこれと。結論は、よく分からない、という結論でした。

実戦は迷いに迷ったすえ、敗着を指してしまいました。
しかし正解は指しにくい順で、実戦的にはそれを選ぶのは、少なくとも今の実力では難しいものでした。

残念な結果で技術不足でしたが、心技体のうち、久しぶりに心と体がいい状態でした。
技を鍛えるのは当然で、それは小さい頃からやっているので難しいことではありません。
でも特に心のコントロールは本当に難しく、それが久しぶりにうまくいったのは収穫でした。

連敗も止まらず結果だけみれば辛いところですが、少し上向きな感じもあります。
あとは手がいい所にいけば、というところ。
9月からは今までの分を取り返せるよう、また頑張ります。


それではまた
posted by 遠山雄亮 at 14:34| Comment(2) | TrackBack(0) | 対局結果 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いやはや。。おつかれさまです。図では後手劣勢ですか。アマなら敗勢の局面ですね。手拍子で3八桂成としてしまいたくなりますが4三とがありますか。4四馬も見えますがどうでしょう。アマなら1八桂成、2八香成と王手で突撃してから4四馬とし寄せてくれと開き直りますね。。
心体の調子は良いとのことなのであとは技を磨き整え結果ばかりを期待しております。
Posted by 駒落ち好き at 2013年08月28日 17:53
図はなんとなく苦しそうに見えますが、プロ同士の対局感だとどうなんですかね?
見えるのは5二歩とか、4四馬とか、なんとなく受けの手が目につきます。
敗北は残念でしたが、是非切り替えて次局へエネルギーをチャージして臨んでください!
Posted by 津野 利行 at 2013年08月28日 23:43

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