内容的には、コンピューター将棋の仕掛けを阿部四段が咎め、丁寧な受けから早い反撃で勝ち切りました。
パーフェクトと言っていい内容で、素晴らしい将棋でした。
終局後の記者会見は将棋会館で棋士数名と観ていました。
その中で阿部四段が
「順位戦が終わった翌日(3月6日)からほぼ毎日持ち時間4時間で指していた。普通にやると1日が終わるので、早起きをして1日に2局指すこともあった。」
という趣旨の発言があり、その努力ぶりに観ていた棋士全員の背筋が伸びました。
阿部四段は記録的なスピードで四段昇段を果たしていて、豊かな才能は間違いありませんが、見えないところでの努力のすごさを垣間見た気もしました。
この将棋もある程度想定したものであったようで、事前の準備の部分でパフォーマンスを100%以上に持っていったようにも感じます。
第2局は来週土曜日3/30(土)に行われます。
佐藤慎四段ーPonanza戦。
PV
第2回電王戦公式サイト
それではまた
コンピューター将棋の弱点も露呈しましたか。
次局がポイントですね。
佐藤四段が後手番です。
先手のポナンザのコンピューター将棋屈指の切れ味炸裂なるか。20台ほどのクラスタマシンの成果やいかに。 今回のように無理攻めを誘発して切らして勝つのか、駒組勝ちからにらみ倒すのか、興味が尽きません。
「阿部光瑠先生が強かったから」
「実はコンピュータ将棋は現時点ではプロに及ばない」
「実は今回の習甦は弱い」
どれが真実に近いのか、今の段階では私には分かりません。
来週、佐藤慎一先生がPonanzaを撃破してプロの強さを見せつけて下さることを、心から望んでおります。
放送に関しては、途中から見たのですが、持ち時間の長い将棋では、局面が動かない時間も多く、タイトル戦の中継の様に 途中でも棋譜をDownload できれば良いと思いました。待っている間に手元のPCで 見れなかった部分を再現できるので。。。
では、では。