2007年01月13日

将棋漬けの一日

 昨日は昼からVS。不本意な内容だらけでしたが、将棋に触れているのが大切、と自分に言いきかせる。

 夕方からは王将戦羽生王将ー佐藤棋聖の検討。千日手指し直しとなった一局は佐藤棋聖がまたまた斬新な構想。
 棋譜を見ていただければ分かるのですが、常識なんて関係無いと思わせる指し回し。
 この構想は私も随分前に考えていたのですが、研究して練習将棋で採用したところボロボロに負かされ、諦めていた構想でした。しかし昨日の佐藤棋聖の指しまわしには感心しました。わざと馬を作らせて飛を回転させる構想はさすがでした。
 こういう一見無理な感じの構想を生かしてしまう指しまわしにプロは驚嘆するのです。佐藤棋聖の面目躍如という一局でした。

 その後は将棋会館で順位戦の検討。
 昨日も面白い将棋満載。A級の藤井九段ー深浦八段戦は、藤井システムが炸裂したか、というところから深浦八段が猛反撃。難解な終盤戦を制しました。見ごたえたっぷりの一戦で、控え室の検討の半分はこの将棋に割かれていた気がします。
 また、他の将棋も良い将棋が多かった。順位戦ならでは、という逆転劇もありました。

 充実した一日を終え深夜にタクシーで帰宅。やっぱり将棋は良いですね。

 明日は研修会に指導をしに行きます。研修生にパワーをもらってきたいと思います。


 それではまた
ラベル:将棋
posted by 遠山雄亮 at 14:30| Comment(3) | TrackBack(0) | vs・研究会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
銀河戦、がんばっていますね。成蹊の後輩が将棋でがんばっているのを、大変嬉しく思います。他の分野でがんばっている後輩、安部晋三さんもいますけれど。
Posted by 土屋晉 at 2007年01月13日 18:09
僕は感心するというほどのレベルではありませんが、指し直し局の佐藤棋聖の作戦はびっくりしました。これでいい、あるいはこれでも大丈夫となると、後手番ごきげん中飛車での序盤の△7二金は指されなくなる可能性があるのでしょうか。
Posted by spinoza05 at 2007年01月13日 20:00
土屋晋さん>きっとかなりの先輩なのですね。成蹊出身者として恥ずかしくないよう、頑張ってまいります。これからも何卒よろしくお願い致します。

spinoza05さん>△72銀で大丈夫ならば△72金は指されなくなるでしょうね。ただやはり△72銀は危ない気がしています。
Posted by よんだん at 2007年01月17日 15:33
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