2年前の彼の走りは衝撃的でした。何しろ全く無名なのに11人抜き!化け物という表現がぴったりでした。そして去年も期待通り5人抜き+区間新で往路優勝に貢献。
そして今回。今井選手は4分の差をつめた上に2分近くの差を逆につけて、再びチームを往路優勝に導きました。
険しい山登り23KMの中、4分の差を縮めるというのは並大抵ではありません。なにしろ4分は距離にして1.3KM程度。それだけの距離を縮めてしまうのです。
「神」と呼ばれているだけあります。そして絶大の期待を背負いながら期待通りに走る事にも感動しました。プレッシャーにつぶされてしまいそうなところでしっかり結果を残すという事は、本当に大変な事だと思います。
その今井選手の力走が効いて順天堂大学が優勝。他にもドラマが沢山あり、見ごたえたっぷりの2日間でした。
さてここでちょっとだけ考察。
実はお正月の1/1には「実業団駅伝」という、いわゆるプロの駅伝大会が行われ、中国電力が優勝しました。
この実業団駅伝と関東の大学限定の箱根駅伝。どちらの方が人気があるでしょう。もちろん実力は実業団がダントツで上。
しかし、私が箱根駅伝のファンという事を除いても、一般的に箱根駅伝に軍配が上がると思います。
実際にこの両駅伝。新聞紙上の扱いも、前半戦が終わっただけの箱根駅伝が実業団駅伝より扱いが大きかった。
箱根駅伝を盛り上げているのは色々なドラマでしょう。今回も2大会連続で11位に終わりシード権を逃した(10位までシード権)城西大学の最終ランナーの姿には胸をうたれました。
結局実力が実業団の方が上でも「面白さ」の観点では箱根駅伝が圧倒的に上という事です。
これは我が将棋界でも一緒。面白い将棋を指していかないとドンドン飽きられてしまうという事です。
私は男性ですが、女流棋士からすれば、内容と見方で面白い物を作っていけば素晴らしい物が出来るという事なのでしょう。
なにはともあれ箱根駅伝に一喜一憂したいつものお正月でした。
体調も随分良くなり、明日から本格始動です。順位戦もすぐ(9日)なので、正月気分はこの記事に込めて終わりにし、また再始動していきます。
それではまた
ラベル:箱根駅伝
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比べたら・・・・・
う〜ん。『実業団』の方はつらいかも
・・・・・。
そういう意味では、今年の元旦の
女流の将棋はむっちゃ
面白かったです。
(まだ見始めたばかりで途中ですが・笑)