とある練習将棋の変化図。先手は詰ますしかありません。
次の絶妙手は?
平凡に追うなら▲7三金ですが、△8一玉▲8二歩△9二玉でいま一歩足りません。
正解は末尾に。
今週は仕事と勉強であっという間に金曜日です。
充実していると言えるでしょうか。
ひとまず健康に過ごせているのはなによりです。
明日はニコニコ生放送で15時から第2回電王戦の記者会見があります。
第2回 将棋電王戦 記者発表会
出演はしませんが、メディア事業の一環ですし、私も現地に赴きます。
ここからニコ生は電王戦を中心に、となっていきそうです。
さて正解を。
ここは▲5五馬が好手。△同銀でタダのようですが、▲7三金△8一玉▲8二歩△9二玉▲8三金△同玉と進んだときに
▲6三龍で詰み筋に。▲5五馬で銀をどかせたから生じる手です。
ちなみに▲5五馬に△6四桂打のほうが長いですが、
▲7三金△8一玉▲8二歩△9二玉▲8三金△同玉▲6五馬(!)
と馬を押し売る筋で詰みになります。興味ある方は確認を。
実戦ではあまり見ない馬のタダ捨て。
派手な手なので取り上げてみました。
それではまた
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5五馬は浮かんだんですが、その先の手順が読み切れず捨ててしまいました。
なるほど痛快な手ですね。
電王戦は、こういう言い方は語弊がありますが、ある意味「神」との勝負ですね。
関係者や外野は、プロの威厳がどうの、とか、COMがプロを負かすのは痛快、とかいろいろ囃し立てますが、永年の将棋ファンとしてはそんな話は些事だと思っています。
ただひたすら名局が生まれる事を願うのみです。
電王戦に挑むプロ棋士に敬意を払うと同時に、余計な雑音に惑わされずに力を発揮していただきたいと思います。