・私の思い出に残る一局
棋士生活初勝利となった、野月七段との将棋。1月20日
・私の思い出に残る敗戦
加藤アマに負けた将棋。この敗戦を糧にした、と後で言えるようにしたい。6月4日
・将棋界の今年最高の一局
これは羽生三冠ー谷川九段戦(A級プレーオフ)以外には無いと思います。本当に感動しました。3月17日
・将棋界の話題
@名人戦問題
A女流棋士独立へ
Bプロ編入制度導入
C24が連盟に譲渡
Dネットによる新棋戦
E普及へより一層力を入れる事を会長が宣言
この辺りでしょうか。本当に色々な事があった1年でした。まだまだ他にも話題がありました。
来年の将棋界は実行の年。今年決まった数々の事をしっかりこなしていかないと、せっかく今年良くも悪くも話題になった将棋界もすぐに世間に忘れられてしまうでしょう。
・環境の変化
ネットとの向き合い方が大きく変わりました。なんといっても当ブログのスタート。そしてmixiに登録。RSSリーダーも取り入れて読むブログが多くなり、必然的にパソコンの前に座っている時間が多くなりました。去年までの3倍位になった気がします。
この流れはもう止められません。これからは上手くネットと付き合い、自分自身の成長に使っていければ、と思います。
・心境の変化
2006年は本当に色々な事があり、自分の属する将棋連盟に対する関心が非常に強まった一年でした。そして棋士とはプロとは、という事を考え続けた一年でもありました。
精神的にはきつい一年でしたが、この一年を忘れずにいたいと思います。
・今年の成績を見て感想。そして来年に向けて
2006年は18勝13敗でした。一言で言えば負けすぎ。本戦入りや昇級等何も結果が残せなかったのは非常に残念。来年は一つでも多く結果が出るように頑張ります。まずは3月までは順位戦、ですね。
将棋関係の話題はここまで。棋士になって初めて一年間やってきたのですが、それに様々な事が重なり、忘れられない一年になりました。
・今年一番の本
ウェブ進化論。梅田望夫さんと知り合えた事は今年有数の良い出来事でした。この本は何度も読み返した名著です
・今年一番のサイト
勝手に将棋トピックス。全体で見てNO.1。色々な事があった今年は、このサイトを見て勉強する事が多かった。そういう棋士は特に若手で多いようです。これからも鋭い視点から将棋界に沢山の提言をしていただければ、と思います。
・来年の抱負
対局では、一局一局を大切に、一つでも多く勝ちたい。
将棋のその他の面では、来年は様々な事に関わっていく事が予想されますが、ファンの方のためにも、自分のためにも、全力で立ち向かって参ります。
ブログは、引越しも考えているのですが、なかなか思うようになりません。新企画を考えているのでお楽しみに。
今年一年、ご愛読いただきありがとうございました。このブログは読んでいただいている皆様に支えられています。来年もよろしくお願いいたします。
よいお年を☆
【関連する記事】
勝手に将棋トピックスと遠山先生のブログ、渡辺竜王のブログ、そして今は無き大平五段のブログを楽しみに私はこの一年を過ごしました。
本当にありがとうございます。
是非来年は上のステージでの将棋を見せてください。羽生・佐藤・森内・渡辺の四強いずれかと戦われる姿を祈ります。期待してます。
楽しく読ませていただきありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。
良いお年をお迎えください。
遠山四段のおかげで森先生の詰め将棋と出会ったりいろいろ幅を広げることができたと思います(笑)
楽しく読ませていただき、私の年中無礼講?にもお付き合いいただき、ありがとうございました。
来年もよろしくおねがいします(笑)
よいお年を!
振り返ると、今年は本当に将棋界も色々ありましたね。
来年どうなるかと今からでも気になることがあります。
またネットにより、このように遠山さんとも交流を持てたことは嬉しいです。
有り難う御座いました。
今年最高・最良の一局が、A級・挑戦決定戦の谷川対羽生戦であったとの由、プロ棋士の目の付け所の確かさを再確認しました。
タイトル戦とは異なり、僅か1局の「一番勝負」でしたが、将棋と云うゲームが持つ面白さ、対局者の気迫が惻惻と伝わってくる現場の緊迫感、そして控え室の棋士達の予想を裏切る意外な展開性は、ネット中継でも存分に堪能できました。
どうぞ、来年も佳い年をお迎え下さい。お元気で。
思えば北日本新聞で、棋王戦の棋譜を読んでからこのブログを読み始めたのですが、普段の棋士の一面を知ることが出来てとても面白かったです。
来年は是非飛躍の年になるようにお祈りしております☆
いしのひげさん>こちらこそありがとうございます。沢山のコメントをいただき励みになります。これからもよろしくお願い致します。
今年は是非上の方々と戦いたいです。
房総の住人さん>本当に激動の一年でした。こちらこそいつもコメントありがとうございます。本年もよろしくお願い致します。
k.oさん>懐かしいですね。あれは本当に良い将棋でした。
2007年の将棋界、そしてこれからの将棋界。なかなか想像出来ませんが、楽しい界になりたいものです。
こちらこそこれからもよろしくお願い致します。
あのプレーオフは伝説に残る一局ではないかと思います。「詰み」と「不詰み」が何度も入れ替わる際どい勝負。そして打ち歩詰めという結末。終局直後の悔しさを隠さない羽生三冠、全てが素晴らしかったと感じます。今年はこのような盤上の熱戦を多くお伝えしていきたいです。
忍者福島さん>自戦記を頼まれ、ブログの事を書いた事からこうしてネット上でお知り合いになれる、そうした縁とネットの凄さを痛感します。
今年は更なる飛躍目指して頑張ります。