2006年12月23日

女流棋士関連多種様々

 女流棋士独立の話も全体的に一息ついた印象ですね。一時と比べると話題にのぼらなくなってきている気がします。
 今のところ女流棋士新法人設立準備委員会を設立したところですから、本格的に話が進むのは法人が設立されてからになるのでしょう。

 この女流棋士新法人設立準備委員会がブログを立ち上げました。どんどんオープンにして話を進めていこう、という事で、非常に良い事だと思います。
 女流棋士新法人設立準備委員会ブログ

 将棋界の中にいると忘れがちなのですが、
「将棋ファン」のために「日本将棋連盟」が存在するのです。
 ですからファンの方に情報を公開する事は、当然の事であります。

 
 この委員会にも名前を連ねている石橋女流四段が、自身のブログで独立に関してコメントしており、読むと応援する気持ちが強くなりました。
 「女流棋士の未来について

 ちなみに石橋女流四段は来月の囲碁将棋ジャーナルの聞き手を務めるそうです。

 最近ご無沙汰していましたが、「将棋ビジネス考察ノート」にも女流に関する記事が出ています。かなり厳しい意見ですが、冷静な見方という気もします。
 「棋士のセカンドキャリアサポートについて

 特にその中で

独立後、一体スポンサーが幾つ付き、どれ位の契約金額になるかはとてつもなく重要です。

 という事はあまり表に出ていませんが非常に大切。当たり前とも言えますが、この事が命運を握っているとも思います。私もこの事については全くわかりませんが、良い方向に流れて欲しいと思います。
 世間的に独立はかなり好意的に捉えられていると感じていますので、個人的にはこの件も上手くいくのではないかと思っています。

 女流棋士関連で2つほど。

 先日瀬川四段・中倉宏美女流初段・島井女流初段によるロンドンツアーが行われました。その様子を中倉宏美女流初段がレポートをブログに書いています。
 詳細はあっこ&ひろみのオフィシャルブログ

 お正月は女流棋士のTVで迎えてください!
 2007年1月1日(月・祝)12:00〜14:00で「新春お好み将棋対局女流棋士指し初め〜激突チーム戦〜」がNHK教育放送で放映されます。
 このチーム、というのは
チームA:清水市代女流王位、斎田晴子倉敷藤花、中井広恵六段
チームB:矢内理絵子女流名人、千葉涼子女流王将、石橋幸緒四段
チームC:甲斐智美二段、藤田綾初段、鈴木環那初段
だそうです。これはきっと年齢順なんでしょうね?!
 また1/3には毎年恒例の「大逆転将棋2007」が16:00〜18:30にNHKBS2で放送されます。

 詳細はこちらでお確かめください。


 先日も取り上げた「ウェブ人間論」の中の梅田望夫さんのコメントで、今回の独立の話にも通ずると思われるコメントがありました。

僕には欠けている資質ですが、時代の最先端を走る彼らには、さっきのジョブズ(アップルコンピューターの創設者)やベゾス(アマゾンの創設者)と同様に、やっぱり何か狂気みたいなものがあるんです。それがないと時代を大きく変えるようなことはできない。



 女流棋士独立は、将棋界にとって時代を大きく変える事だと思います。
 独立を先導する女流棋士の方々に、狂気みたいなものがないと未来は明るくならない、という事に通ずるのではないかと考えます。


 それではまた

ラベル:将棋 女流棋士
posted by 遠山雄亮 at 13:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
女流棋士法人化が順調に進んでいるというか、応援団が確りできてきているようですね。願わくば、臨時総会で反対1・棄権8とういう表決でした。あれから時間も経過しました。この9人の方たちに、説明不足があるとすれば、じっくりと話し合い設立時には全棋士が賛同して、連盟と独自の企画とをかみ合わせてご発展することを切に望みます。
Posted by 房総の住人 at 2006年12月23日 22:30
房総の住人さん>「全棋士が賛同して、連盟と独自の企画とをかみ合わせてご発展する」私も同じ事を切に願います。
是非良い方向に進んで欲しいものです。そのためには全員の結束が必要だと思います。
Posted by よんだん at 2006年12月26日 20:24
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