2012年09月20日

村田(智)六段戦

昨日は最終の新幹線で帰ってきたため、更新が遅れました。

後手で互いに角を打ち合う乱戦模様の将棋に。
序盤の図での次の手に悔いが残ります。


2012.9.18村田智戦.gif


▲4六角は飛取りと共に▲2四歩からの攻めを狙ったもの。
(▲4六角を打たないと、▲2四歩△同歩▲同飛に△3五角の王手飛車がある)
実戦は長考の末△3五角。これは妥協した手で、上記2つの狙いを防いでいます。

ただ序盤は飛より角の格言もあり、△3三角と打って▲2四歩を緩和しつつ△5五歩の攻めを見る手も有力でした。こちらは踏み込んだ手。

結果的には△3三角を選ぶべきだったようで、△3五角の妥協から少しずつ苦しい将棋に。
それでも粘りが巧を奏して最後は一瞬勝ちがありましたが、秒読みの中つかみきれず敗戦。

どうも殊順位戦では踏み込みが悪く、それが今の悪い結果につながっています。
残り6戦、開き直って思い切りよく戦うことを心がけようと思います。


それではまた
posted by 遠山雄亮 at 11:31| Comment(3) | TrackBack(0) | 対局結果 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いやはや。。残念無念。。なんとまあいかにもな乱戦ですね。しかし負けてなお手応えは掴めておられるようなので次局に活かしていただきたいと思います。
Posted by 駒落ち好き at 2012年09月20日 12:04
残念でしたね。ご自身の分析ができてらっしゃるようなので、次局以降の踏み込みに期待しております。まだまだこれからです、がんばってください!
Posted by 津野 利行 at 2012年09月20日 23:25
序盤のちょっとした緩みが勝負に直結するとは、これだからプロ将棋は怖いですね。
前に出るか、じっくり構えるか、順位戦ならではの重圧も掛かるだろうし、判断が難しいところですよね。
ともあれ最後に信じられるのは盤上では自分だけです。
遠山さんの悔いのない手を指す事が一番だと思います。
順位戦の残り6戦、迷いを断ち切り、気合いに任せて白星街道と行きましょう!

そうそう、竜王戦の昇決、対村中六段戦も期待してます。
Posted by 1968 at 2012年09月22日 13:45
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