流行の「超速」で対抗され、こちらが穏やかな対策を採ったことで相穴熊の持久戦になりました。
序盤で失敗しましたが、なんとか持ち直したと思ったのが図。夕食休憩の局面です。
後手△が私です。

常識的には△4七銀成として中央に使いますが、△2七銀成がこの際の好手。
以下▲2一歩成に△2八成銀として桂香を拾いに行きます。
効率の悪い攻めですが、端の位など玉頭戦でこの桂香が威力を発揮すれば銀の顔も立ちます。
ここを境に流れは良かったのですが、自然と思った手が疑問という難しい将棋で、2度チャンスを逃しては勝機も去りました。最後はピッタリ1手負けでした。
この将棋は後日観戦記者の上地さんによる観戦記が日経新聞紙上に掲載されるので、全棋譜&詳しい解説はそちらをご覧ください。
またしても上位棋士の壁に跳ね返されてしまいました。
今期はいい所までいった棋戦は多かったのですが、全て上位棋士に負かされ、結局一つも結果が出ませんでした。残念です。
昔と比べればだいぶ詰めたはずの実力差も、まだまだということを今期は痛感しました。
辛いですが、現実を見据え、自分に足りないものを埋めていけるよう、また取り組んでいきます。
今期はまだ残り2戦あります。来期へ向けて、いい形で終われるようまた頑張ります。
それではまた
ただ、連続で、ご自分の指された将棋が大きく取り上げられる事は何よりですよね。並べて勉強いたします。
個人的には谷上先生や郷田先生の将棋や棋風が好きなので、是非遠山先生に対戦してもらって(それも勝利して…)、いつもよりちょっと詳しい自戦記などを、このファニースペースで読ませて頂ければ…と楽しみにしております。
平畑学
図面を見ると飛車が隠居してて後手苦しいようにも見えますが、桂香を拾って端攻めで勝負、という大局観は、プロなら当然の読みかも知れませんが、アマチュアには参考になる考え方と思いました。
王座戦の枠抜けという(隠れた?)大一番で負かされたのは痛恨でしょうが、まだまだ強くなる余地はあると前向きに行きましょう。
これからの奮闘を応援しています。
(もう20回以上読んでいるのですが、なかなか生かせず)
本局、お疲れ様でした。アマの間でも超速が出始めていますが、まだ居飛車側もぎこちない感じがします。(あくまでアマ初段前後のことですが)
先生の対局や久保先生、戸部先生の棋譜を並べて勉強していきます。
本局も何回も並べてみます。これからもブログ楽しみにいますので、頑張ってください。
そっちへ成って桂香拾うですか、なるほどですねえ。