2006年09月19日

ネットについて考察。そして梅田望夫さん

 今日は昨日の続きになります。読んでいない方は是非昨日の記事からご覧になってみてください。

 ネットでは今この一瞬でも色々な変化が起こっています。先日上場し話題になった「mixi」は、新時代のネットの形だと思います。このサイトは「yahoo」や「楽天」とは違う企業なのです。
 ネットでは、まさに「時代は刻々と変わっている」のです。

 しかしうちの業界はその波にまるで乗れず、立ち止まっているのが現状だと思います。先日の王座戦のような動画中継がもっともっと増えれば、自宅がどんな遠い地(極端に言えば海外)でも大盤解説会が楽しめます。それは必ず普及面において素晴らしい事であるはずです。
 もちろん問題点も山積みなのですが、そうやってファンの方が楽しめる方法を増やしていく事、これがとても大切なことだと思います。しかしなかなか前に進まないのが現状。

 また、ネットに限らず、色々な面で、昔からずっと同じ形態のまま、という事が将棋界の場合は多すぎると思う。
 もちろん「水戸黄門の印籠」と一緒で、良い部分もあるとは思うが、新しさが無くただ淡々とやっている印象が強い。これは将棋界の悪癖であると思う。

 そんな中、私自身なんとかしたい、というのは常日頃から考えている事。
 ネット上で何かするならこのブログからである、という考えは、始めた当初から変わりありません。
 これからも色々と新しい事を考え、実践していきたいという思いは強いです。

 そしてそういう考えの原動力であり、私の励みとなっているのは、昨日少し出てきた「梅田望夫」さん。この方の「オプティミズム」大好きです。簡単にいうと「楽天主義」という事。
 今の日本では、「まずはやってみよう」という意識に、「とりあえずやめようよ」という曖昧な否定で返されるという事が多いと思います。
 こういう事は私自身最も嫌いな事なのですが、これが意外と多く、「オプティミズム」の無さにがっかりする事が多いです。
 「オプティミズム」について詳しく知りたい、という方は梅田さんのブログの「オプティミズムについて」で。
 
 ただ色々言っても自分自身がしっかりしていないところもまだまだ多く、もっと自分自身を磨かなくてはいけない、とも思う。
 私は文句ばっかり言ってる人にはなりたくない。実行している事も少ないのにちょっと言いすぎなのかもしれないですね。
 とはいえ、ちょっと言い過ぎでも前に進みたいと思う。それが「オプティミズム」なので。


 梅田さん自身の事に話を戻したいと思います。

 梅田さんに実際にお会いした時、「同じ日本人として誇れる人だな」という感情を抱きました。これほど「若い」という事の清濁を受け入れて歓迎してくださる方はいない気がします。
 また、新しい試みへの好奇心、そして寛容さ、逆に権威的なものへの執着心の薄さ。全てが私には心地良く感じました。
 これからの日本を代表する方になってほしい。大げさではなくそう思っています。
 
 将棋がお好きだそう(ブログにもたまに出てきます)なので、この方の頭にしっかりと焼きつくような立派な棋士になりたい、というのは私の願望であり野望であります。そして、自分は20年後、梅田さんのような人物になりたい、それは人生の目標であります。

 最後に今回登場していただいた梅田望夫さんの著書を「ポップ」で紹介。もちろんどちらも持っていて、大好きな本です。

「ウェブ進化論」




 読みづらいですが「日本の問題点」です。 

 ちなみに、この本にある、「グーグルの組織形態」をうちにも組み込めないかと棋士数人に相談したものの、鼻で笑われました。。



「シリコンバレー精神」





 この本を読んで感じました。
 今まで以上に中身のあるブログにし、数年経った後に読むに値するようなブログにしていきたい、という事を。
 そのためにはただ淡々と書くだけでなく、色々な事で、色々な事を書いていくべきでしょうね。
 
 長くなってしまいましたが、今の心境を色々と書けたと思います。


 それではまた
 
posted by 遠山雄亮 at 01:43| Comment(9) | TrackBack(2) | 長考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
遠山さま:お早う御座います
 無沙汰しております。力作Blog2日連続の掲載、拝見しました。梅田氏の著作は、掲載されている書籍やBlogなどで読了しています。(「----の精神」は、その前作「----からの手紙」+Blogを読了)
 これと思う棋士数人に相談したところ「鼻で笑われました」との由、これに挫けることなく「楽天主義・Optimismの重要性」を忘れないで下さい。

 3ヶ月前に発行された経済専門誌2誌に梅田氏のインタビューが掲載されていました。勝手に要約しますと、「楽天的でこまめ」であり「粘り強く、よく働く」人が成功に近づく経験則を強調していましたね、彼は。一番駄目なのは「『頭よければいいんでしょう』みたいなのは、絶対ダメだね」(東洋経済6月24日号、P.33)だそうです。

> 梅田さんに実際にお会いした時----

 それは良かったですね。私は、彼の公開対談への参加に過去2回申し込んだものの見事に落選し、対談の模様はWebsiteにて閲覧しました。状況は概ね分かるのですが、現実にその場に臨席できるのは、また別に得る処があるのでしょう。
 お元気で。2006/09/19 Yozkaura 敬白
Posted by Yozakura at 2006年09月19日 07:25
面白いですね。
ただ将棋界のように長い伝統のある世界にgoogleのような実験的な組織をあてはめるのは難しいですよね。ネット企業は無あるいは他業態のアナロジーから新たに始めるわけで、かなりの冒険です。

記事からはずれてしまいますが、個人的には、棋戦のネット配信を有料にするか否かは頗る興味深い問題です。
棋戦配信自体は広告収入だけでも運営は可能だと思いますが、不特定多数がアクセスするとセキュリティ上の問題が生じます。しかし普及を考えればできる限り無料配信が有効だと感じます。順位戦についての毎日新聞サイトのあり方はその点でやや疑問です。

より深く将棋に親しみたいファンに対しては将棋年鑑なども有料会員制サイトで閲覧できるようになれば、便利でしょうね。

ここ数日遠山先生のブログ世界が新たな広がりを見せて、うれしいです。
Posted by いしのひげ at 2006年09月19日 12:48
こんにちは。
POPPIN BOOKSを使っていただいて、ありがとうございます。
「推理小説でもないのに、ページをめくる度に興奮しちゃいました」って、いいフレーズですね。
『シリコンバレー精神』未読なんですけど、買ってみようと思います。

「オプティミズム」は、面白いキーワードですね。
mixiのような新しいものは、オプティミズムでどんどん攻めることができますが、将棋のように歴史のあるものは、それをためらいがちになるんでしょうね。
ファンの立場としても、将棋連盟に「あれやって、これやって」と言うだけではなく、自分たちで将棋を盛り上げる活動をしていけたらいいと思っています。
Posted by かずひで@POPPIN BOOKS at 2006年09月19日 17:53
サイバーエージェントの藤田社長のブログに羽生三冠の著書「決断力」の紹介が少しのっていました。
今度、アメーバビジョンで二人の対談が放送されるそうです。
藤田社長は小学生の頃、福井県の将棋大会で優勝したことがあるそうです(「渋谷ではたらく社長の告白」という本にかいてました)。

どんな奥深い会話になるのか楽しみですね。
Posted by 通りすがり at 2006年09月20日 08:43
とりあえず、上の二つを読んでみたいと思います(^^(よくわかりませんけど、何か遠山先生が薦める本は読みたくなりますね。)
Posted by じゃがりんぽ at 2006年09月21日 12:52
遠山さんの意見を面白く読みました。
確かに将棋界はゆっくりと動くイメージがありますね。
いしのひげさんが言われるように、伝統の世界なので、沸騰したお湯とまではいいませんが(^^;ぬるま湯よりは温度が高い感じになってほしいと思います。
(感覚的な表現で申し訳ないのですが…)

富山から気軽に人気の将棋などへアクセスできるような環境になるといいなぁ。
Posted by 忍者福島 at 2006年09月21日 22:52
Yozakuraさん>こちらこそ長文のコメント、ありがとうございます。
梅田さん関連の物に関してかなり読まれているのですね。お話を伺うと、確かに直接お会い出来た私はかなり幸せですね。
「「楽天的でこまめ」であり「粘り強く、よく働く」人が成功に近づく」という話、良いお話ですね。肝に銘じたいと思います。

いしのひげさん>長い伝統ある世界と新しい世界が癒合するとどういった力を生み出すのか、という事もあると私は感じております。もしかしたらその先端を将棋界が担えるかもしれない、という気持ちもあります。
棋戦のネット配信に関して、有料か無料か、という事は大変難しい問題だと思います。私は個人的には、今の形態にやや疑問を感じる事もあります。その話はいずれブログでも取り上げるかもしれません。
将棋年鑑を有料配信する、というのはとても面白い試みだと思います!現在のCD-ROMよりも更に手軽ですもんね。
Posted by よんだん at 2006年09月23日 15:37
かずひでさん>POPPIN BOOKSは使いやすく、良いサイトですね。これからも使わせていただきます。
「オプティミズム」を将棋界のような分野で取り入れるのは簡単ではなく困難もありますが、この精神を持つ事が今の将棋界にはとても大切だと感じています。
「ファンの立場としても、将棋連盟に「あれやって、これやって」と言うだけではなく、自分たちで将棋を盛り上げる活動をしていけたらいいと思っています。
」という言葉はとても嬉しく思います。ファンの方と手をとりあって一緒に発展させていく事が一番良い事である、という思いを持っていますので、これかれもよろしくお願いします。

通りすがりさん>藤田社長が将棋を指す、というのは初めて聞きました。羽生三冠と藤田社長の対談はとても興味深いですね。
Posted by よんだん at 2006年09月23日 15:43
じゃがりんぽさん>そう言っていただけると嬉しいです。是非一度読んでみてください。

忍者福島さん>少なくとも今よりは温度が高くなっていかないと、という気持ちは強くあります。
忍者福島さんのような地方にお住まいの方でももっと将棋を楽しめる環境が整っていく事を私も望んでおります。
Posted by よんだん at 2006年09月23日 15:52
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