2006年09月15日

奥が深い

 昨日は将棋会館でいわゆる「VS」
 指す前に、先日の順位戦の将棋を観てもらい、一緒に検討。難しい変化が多く、熱の入った検討に。特に仕掛けのあたりは新しい形だけあって、様々な変化があってとにかく難解。ちょっと手順を変えただけでありとあらゆる変化が出てきて、将棋の難しさを感じます。

 そして似たような形になっている、と昨日書いたA級順位戦は、結局本当に同じ形に。私の採った新手法を藤井九段が指していて、嬉しい気持ちに。まぁもともと研究していた手なのでしょうが。でも私の感性もそれほどずれていない、という事でもあると思います。
 そして丸山九段が遠山ー佐藤(和)戦から別れを告げる手を指す。感想戦でも出て全く結論の出なかった手。そして当日の控え室で「こういう手もある」と話題になっていた手だったようです。

 そのA級を検討しつつ、vs相手と2局。たぶん2年位前に指した戦型を同じ相手と再び指したのですが、イマイチ進歩していない感じ。激しい戦型なのですが、コロコロ結論が変わるので前に進んでは戻って、を繰り返していて、2年で2センチ位しか前に進んでいません(苦笑)将棋は難しく、だからこそ面白いのですね。

 A級は家でネット観戦。
 結局分かれは居飛車が良くなり、振り飛車党としてはややがっかり。。ただ結果は藤井九段の勝ちで、しっかり結果を残すところがさすがは本家です。
 それにしてもすごい将棋で、将棋の奥深さを感じ感動しました。終局まで見ていたので寝るのがすっかり遅くなってしまいました。

 時々思うのですが、将棋は深く考えれば考えるほど、その奥の深さに驚かされます。一体この奥行きはどこまであるのか、自分はどこまで行けるのか、それは人生でも有数に興味のある事であります。


 それではまた
posted by 遠山雄亮 at 14:34| Comment(2) | TrackBack(0) | vs・研究会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
わからないから面白いっていいことですよね。
まぁ、最近はそういう人がちょっと少ないかもしれないですが(^^;
Posted by じゃがりんぽ at 2006年09月19日 11:56
じゃがりんぽさん>私もそう思います。ただ確かにそういう人が少なく、そのへんに活力の無さの原因があるのかもしれませんね。
Posted by よんだん at 2006年09月19日 23:54
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