対して後手の清水女流二冠はじっくりとした銀冠に。
序盤のセンスが無さ過ぎて、呆れるほどの作戦負け。先手番なのに千日手に逃げ込みたいような情けない格好に。
無理して動いたものの、それが更に形勢悪化に輪をかけて不利に。8:2位で悪いと思っていました。
ごちゃごちゃやって、6:4位にはなったかな、と思ったのが第1図
ここで▲79角と遊んでる角が使えて少し手応えをつかみました。
以下△45歩に▲46歩と合わせて結構大変になったかと思いましたが、そこで△35歩が好手。
そこで▲45歩△同桂と進んだのが第2図
ここで平凡に▲同桂△同金▲35歩では自信が無いとみて、単に▲35歩が勝負手。通常ではあり得ない手ですが、玉頭の厚みを重視しました。
▲35歩に△57歩成▲同銀△同桂成▲同角と進み、駒損ながら使いにくかった銀が捌け、飛道も通り勝負形に。
以下△56歩▲66角△55銀と進んで第3図
ここで▲36桂が狙いの一手。△66銀なら▲44桂がぴったり。実戦は△35金と来ましたがそこで▲55角△同飛▲46銀と進んで第4図
駒の損得は角桂交換で駒損ですが、後手の角銀の働きがイマイチなのと、玉頭方面の手厚さがこちらの方が上(後手は▲33歩等の嫌味が解消できない)なので、大変になったと思いました。
実際はまだ若干悪い気もしますが、なにしろ当初は8:2だったので流れは完全にこちら。感想戦によると、清水女流二冠はこのあたりで形勢を悲観していたようで、以下はなんとか押し切る事が出来ました。
内容はかなり冴えないのですが、まずは嬉しい勝利。ただここ数戦、満足のいく内容の将棋が指せていないのはかなり不満。
次戦は来週火曜日の順位戦ですので、そこに向けてきっちり調整していきます。
それではまた
だったんですか?
個人的には、盤に並べて鑑賞したいものです。
来週の順位戦、『良い将棋』を指されますように祈念します。
清水女流も強いですからね。油断ならぬ相手だと思います。
確かに、第4図からでも後手がまだやれそうですね。△4八歩〜△5七歩成の展開も考えられそうです。
私が感心したのは、第3図からの▲3六桂打ち。気付きにくい手です。普通に▲3四桂では後が続きませんよね。
次の相手は屋敷九段ですか? 頑張って下さいね。
いやー振り飛車が手厚い。私好みのいい陣形ですね〜wたまりません。
何気に年鑑の事を書いた日記はヒントだったんでしょうか?http://chama258.seesaa.net/article/22659456.html
3間飛車は4間に比べるとパターンが少ないので、
わかりやすいです。
でも、早石田と石田流、枡田式の違いが今一つわかりません。7四歩突きが早石田ということになるんですか?後手は同歩から7二飛と廻ってくる感じでしょうか?
右金が飛車をいじめに上がってくると、石田流はつらくありませんかね。難しいです。
ホッとしました(笑)
三間飛車は指しませんね、とそろそろ質問しようかと思っていたところです。(笑)
作戦負けから辛抱して最後はきっちり勝ちきったようですね。
清水女流二冠としては長岡四段戦と同じような展開でしょうか。優勢になっても勝ちきるのが難しいというか、女流の壁がそこらにありそうですね。
矢内女流名人も、あとは結果だけ、と言っていますし。矢内さんは序盤から難が多いと思いますが(笑)
来週の順位戦は佐藤和俊四段ですか。
相振りでしょうか。居飛車で向かい撃つのでしょうか(笑)
王座戦は大熱戦でしたね。控え室にいましたか?(笑)
次も楽しみです。
形勢判断の難しいところでの勝負手が功を奏したようでよかったですね。
ただ、序盤で作戦負けとの事なので、次は立ち上がりからの好局を期待しています!
良い将棋が指せるよう、頑張ります。
k.oさん>後手玉は22が一番危ない地点なので、絶対に王手はかけない方が良いわけです。▲36桂は狙いの一手でした。
屋敷九段との一戦、楽しみです!
じゃがりんぽさん>やっぱり振り飛車は手厚さが大切ですからね。
年鑑の事は、、深読みしすぎです(笑)
▲76歩△34歩▲75歩の出だしが「早石田」
角を77→59(68)と動かして飛が76に行くのが「石田流」
一昔前の早石田が「升田流」
といった感じでしょうか。
駒落ち好きさん>そうです。長岡四段ー清水女流二冠戦に序盤は似ていました。優勢になってから勝ちきるのはどんな人でも難しいのですよ(笑)
戦型はこれからゆっくり考えます。
忍者福島さん>次は立ち合いに気をつけます。