振り駒で後手になり、居飛車を選択した久保二冠に対して得意のゴキゲン中飛車に構えました。
本譜の急戦策はこうなるかな、と想定していたものでしたが、途中からは完全に想定外の展開でした。
お互いに羅針盤がきかない中、ちょっと無理な手をきっちり咎められ、攻めを急がされてしまいました。
迎えた第1図。後手△が私です。
感想戦の最初でも出た場面。久保二冠としては怖いところだったようで、私もチャンスがあるならここしかない、と思ったところ。
しかし先手陣は堅くて攻めが届かず、▲2三歩成〜▲3二と、という確実な攻めが間に合ってしまいました。
冒頭のインタビューで話した通り、挑戦者のつもりで挑み、積極的な指し手を心がけましたが、結果的にはそれが僅かに裏目に出てしまい、残念な結果でした。
上位陣の壁は本当に厚いです。
NHK杯はまた来年出場できるよう、頑張ります。
それではまた
感想戦の変化で58角38金上の時49角成りという手はないですか?
切り込んで行った時には寄せきれるかなと思ったのですが、久保二冠にしっかり余された感じで残念。
しかし、この敗戦が次につながるように期待してますね!