ここで言う覚悟とは「自分の人生における時間という貴重な資源を多く割く覚悟」といった意味になるでしょう。
棋士はそういう覚悟を持った人たちが本当に多く、ネット事業などでご一緒するときはとても心強く、頼もしく感じます。
でも対戦相手となると逆にそれが憎い笑。とはいえ本気のぶつかりあいだから面白いしやめられないんですね。
こういうことを書くと、棋士ばっか持ちあげてなんだそれ、とか、じゃあ棋士以外はどうなんだ、とか言われそうですが、誰かと比較したのではなく、絶対的評価で棋士という人達を見て私が感じることを書いたまでです。他の世界にも素晴らしい人達がたくさんいることは十分理解していますのでご容赦を。
自分は若い頃仕事(将棋)に対するそういう覚悟が圧倒的に足りず、それがなかなか棋士になれなかった一番の要因でした。今はその覚悟は出来たけれど、上を見ればまだまだ足りないし、時間の中の質もさらに上げていかないといけません。
その「上の人達の覚悟」がどんなものかを、今の自分ではうまく言い表して伝えることは出来ません。
一昨日王座戦第1局を観戦に行ってつらつらとそんなことを考えていました。
観戦記を作家の朝吹真理子さんが担当されるので、そんなことにも思いを馳せながら読んでみたいと思っています。
それではまた
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今日の記事は、遠山先生の決意と言うか、文字通り「覚悟」を決めにかかると言うか、
何かそんな強い思いを感じた気がしました。
ワンランク上のというか、もう一回り大きくあった遠山先生になられるような、そんなファンとして楽しみな感じな記事として読ませて頂きました。