雨の中でしたが、たくさんのお客さんにご来場いただき、本当にありがとうございました。
最初は指導対局。大人気なく全勝し、このブログの読者であるファンの母子にサインを頼まれ、苦手な色紙揮毫。書く度に下手さ加減に嫌になります。ちゃんと練習しないと。。
お昼を済ませて、いよいよ解説。藤田(綾)女流初段ー鈴木女流初段戦。
この対局は、白瀧あゆみ杯争奪トーナメント1回戦でもあるので普通のお好み対局とは違った緊張感がありました。その雰囲気は当然解説の私にもあり、かなり緊張しました。
この白瀧あゆみ杯は、白瀧呉服店さんにスポンサーになっていただき作っていただいた新棋戦。20歳以下の女流棋士に参加資格があります。
このような素晴らしい棋戦を作っていただいた白瀧呉服店さんには厚く御礼申し上げます。
ご主人もいらしていましたが、終始笑顔で、大盤解説も熱心に聞いておられ、とても嬉しく思いました。
私自身は、というと、いまいち何を喋ったのか覚えておりません(苦笑)。緊張と暑さ(解説場所はライトが強く、とてもとても暑いのです)によるものだと思います。
そんな雰囲気と拙い解説の中でも2人の指しまわしは素晴らしく、大大熱戦でした。最後は藤田(綾)女流の方に粘りを欠いた手が出て、鈴木女流が見事な長手数の即詰みで勝ちました。
居飛穴だった先手の鈴木女流の玉は最後は▲38に。高美濃だった藤田(綾)女流の玉は最後は△61に。これだけでも大熱戦だった事が伝わると思います。
あとは、私の解説で大熱戦だった事が伝わったかが心配です。
そして終わった後、対局者にキャッキャしながら色々と言われました。「すごく気になった」とか「何を解説しているか丸聞こえだった」とか。どうも対局者にとってはきつい解説者だったようです(苦笑)。
でも戦い終わった2人はとても明るく、やっぱり10代なんだなぁ、と思わせるものがありました。
この白瀧あゆみ杯。今後の日程は下の通りです(渡辺明ブログから拝借)
【準決勝は9月17日(日)東京都渋谷区「社会教育会館」
決勝戦は10月8日(日)東京都練馬区「白瀧呉服店」
となっています。大盤解説会などの詳細は後日発表とのことでした】
最後は初のペア将棋。瀬川四段・千葉女流王将に、本田女流二段と組んで立ち向かいました。
戦型は慣れない相矢倉。一応定跡形だったので大体は分かっていたのですが、やはり急所で間違えて残念な敗戦でした。
敗因は2つ。
@振り飛車党の私は、居飛車党の本田女流二段に気を使って矢倉にしたつもりが、本田女流二段も矢倉は指さないのでよく分からなかった。
A解説の深浦八段に何故かかなりイジラレ、敵が3人だった事(笑)
まぁもちろん言い訳ですが・・・
これで将棋祭りも閉幕。忙しかったのと、初めてで緊張していたのであっという間に終わった感じでした。
ご来場いただいたお客さんに楽しんでいただければ幸いです。
この東急将棋祭りは40回を数えるそうで、これからも100回目指してずっと開催していただきたいと思います!
この日はこれで終わりではなく、次へ。
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☆koyu☆さん>ありがとうございます!わざわざお越しいただきありがとうございました。嬉しかったですよ。次回はもう少し慣れた解説が出来るよう頑張ります。