棋聖戦一次予選は持ち時間1時間と早指しの将棋です。午前の対局に勝つと午後にもう一局指します。
結果からいくと、勝ち→負け、でした。
午前中は中尾五段と。振り駒で先手となり中飛車にかまえました。
拙著「マイコミ将棋BOOKS 遠山流中飛車持久戦ガイド

本で書いたように、△7四歩を見たら行動開始。ということで▲6五銀とぶつけていきました。
▲9六歩と△4四歩の交換が無ければ先手良しですが、この形では形勢はなんともいえません。
慣れた形だったのが幸いし、一局通じて時間の無い中でまずまずうまく指せ、最後は快勝という格好でした。
午後は佐藤和五段との同門対決(あちらが兄弟子)。モバイル中継もありました。
振り駒で後手となり、相振り飛車、相三間飛車に。奇しくも先日戸辺六段(弟弟子)との同門対決と同じ戦形に。
その時とは違って穴熊に組みました。
駒組みが下手すぎて大作戦負けに。迎えた第2図。後手△が私です。

先手の手番。銀取りに構わず▲9五歩と攻められてしびれました。やはり穴熊には端攻めが急所ですね。
△同歩では▲9四歩〜▲7四飛で香取りが受かりません。
やむを得ず△5五歩としましたが、▲9四歩から集中砲火を浴び、あっという間に寄せ切られました。
せっかくのモバイル中継でしたが、一方的で残念な将棋に。序盤で勝負が決まりやすい相振り飛車の怖さを味わう負け方でした。
5月からこれで2勝4敗。内容もお世辞にも良いとは言えません。兄弟子にキツイお灸を据えられてしまいました。
今月はここから3局対局があります。これをバネに、次に向けてまた一から出直します。
それではまた