2006年07月11日

実戦次の一手解答

 さてまずは問題図を再掲。

 村山戦 18.7.6A

 正解は△26銀!! コメント欄でも随分書かれてました。
 そう、これが絶妙手で即詰み。
 ▲同飛は△25桂打、これは簡単。
 ▲同角は△25桂打▲27玉△37金以下手数はかかるも詰み。

 問題は▲同玉。私も対局相手もこれが詰まないと思っていました。
 以下△25金は▲27玉で不詰み。
 そこで△28竜。▲同金△25飛と進み、この図

 村山戦 18.7.6B

 ここでの△28飛成が双方共に見落としていた手。
 以下は▲同玉△37金▲18玉△27金打以下詰みとなります。

 まぁ30秒将棋だとこういう事もあるのですね。公式戦で負かされた分、緩めていただきました(笑)

 
 昨日は夕方から将棋会館で、竜王戦本戦トーナメントや王座戦を検討。
  
 竜王戦は、松尾六段の快勝。同じ20代として頑張って欲しいです。

 王座戦は、深浦八段・佐藤棋聖が勝ち、この二人で挑戦を争う事に。
 昨日は両者ともに完勝で、挑戦者決定戦は熱い戦いになりそうです。
 ちなみに深浦八段ー渡辺竜王戦の事が、竜王のブログにも出ています。
 
 詳しくは、週刊将棋や日経新聞の観戦記でお楽しみください。


 それではまた
posted by 遠山雄亮 at 12:09| Comment(4) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
渡辺竜王深浦八段戦は竜王は夕食休憩前に早々と投了されたそうですが、ここでプロに素朴な疑問があります。早々と投了されるケースは、局面が大差で攻防共に見込みなしのケースが大半だと思います。でも次局のために相手の寄せ方を参考にするとか、相手に簡単に土俵を割らないやつと思わせた方が得策だと思うのですが?プロにとって粘りは美しくなく見苦しいものなのでしょうか?
Posted by YASU at 2006年07月11日 13:57
やっぱり将棋は終盤ですね。
Posted by じゃがりんぽ at 2006年07月11日 20:22
王座戦は確か昨年と同じカードですね。
それにしても佐藤棋聖はハードスケジュールの中
順位戦こそ負けましたが,中1日で凄いですね。
Posted by spinoza05 at 2006年07月11日 22:07
YASUさん>あまり指すのは「みっともない」という意識はあると思います。私も可能性のある限りは指しますが、仮に詰んでいなくても、可能性が全く無い、と判断したらば投了します。
考え方、としか言いようがないかもしれません。

じゃがりんぽさん>おっしゃる通りです。

supinoza05さん>本当に凄いですし強いです。そういえば去年と一緒のカードですね。
Posted by よんだん at 2006年07月12日 11:42
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