2006年07月09日

実戦次の一手

 ちょっと前の研究会で非常に面白い局面があったので、それを紹介します。

 相手は、最近公式戦で負かされた相手。私が先手です。

 二転三転の大激戦の終盤戦。私が勝勢になったのですが、相手の執念とこちらの疑問手で形勢が急接近。そして迎えた図。

 村山戦 18.7.6@

 あまりにも込み入った図なので、まずは確認してみてください。
 後手玉はまわりを取り囲んでいますが、持駒に桂が無いのと後手の竜の利きが強いので詰みません。一方、先手玉は△25桂の詰めろ。

 ここまで延々30秒将棋。ここで私にはとある筋が見えました。それは飛を2筋に打つ手。これがいかにも詰めろ逃れの詰めろになりそう。
 じゃあ果たして▲28飛が良いのか▲27飛が良いのか。
 混乱しました。こういう時は必ず正解が隠れている。
 迷いに迷い、私が29秒で指したのは▲28飛。
 ▲27飛だと、△25桂打▲26玉△38竜、という手がある、と咄嗟に思ったのだ。

 ところがこれが大悪手。
 ここでまた図。

 村山戦 18.7.6A

 さてここで後手に素晴らしい手段があります。それを考えていただきたいです。
 もし余裕があれば、▲27飛の後の変化も考えてみてください。
 
 30秒で全部読み切れれば、私より強いです(笑)


 それではまた
posted by 遠山雄亮 at 16:51| Comment(7) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
26銀ですか?同角や同飛は25桂打で簡単。同王は28龍、同金、25飛でやっぱり詰み。

27飛の場合は、やっぱり26銀ですか?以下、同王、25金、17王、19龍で金合いすると16金で詰みなので香か銀合い。そこまでは読めましたが後は難しくてよくわかりません。
Posted by ドリーム at 2006年07月09日 19:34
第2図からは後手△2六銀以下詰みですね。
元に返って、第1図の詰めろから逃れる先手の手は、▲2八香か▲2七香がいいのでは?
▲2七飛△2五桂打▲2六玉△3八龍の後は、▲3一歩成や▲3三成銀等で後手玉に詰めろを掛ける手がありますね。
でも、これだけいろいろ考えるのには大分時間を使います。
Posted by K.O at 2006年07月09日 19:40
これは一目難解な最終盤ですね。(笑)
遠山四段より遙かに弱い私は(笑)盤駒を並べて40分ほど検討してみました(笑)

▲2八飛車以下、△2六銀から詰みですか。

△2六銀 ▲同 角 △2五桂打 ▲2七玉 △3七金
▲同 金 △同歩成 ▲同 角 △同桂成 ▲同 玉 △4六金
▲2七玉 △2八飛成 ▲同 玉 △3七角 ▲3九玉 △3八歩
▲4九玉 △4八飛 ▲5九玉 △7八飛成

▲同 玉なら △2八飛成 ▲同 金 △2五飛
▲1七玉 △2八飛成 ▲同 玉 △3七金 ▲1八玉 △2七金打以下

▲2七飛車なら恐ろしくきわどく残しているようですね。
△25桂打▲26玉△38竜なら、3三角成りで勝ちではないでしょうか?
▲3三角成 △2七龍 ▲3五玉 △5三角
▲4四歩 △4六銀 ▲3四玉

▲2七飛車にも△2六銀で▲同角なら一手詰みですが(笑)

△2六銀▲同 玉 △2七龍▲同 玉 △3七金
▲1七玉 △3八金▲3三角成 で際どく一手勝ちですか?(笑)

とんでもない読み抜けならぬ検討抜け(笑)があるかもしれませんがどうでしょうか。
全ての変化を30秒なんてタイトル取れそうですね(笑)2八か2七かは指運や大局観でしょうか。
私の第一感は2七飛車でした(笑)
形なら玉が上下に抜けている方が安全そうな気がしたもので。笑 2八だと底を塞いでいるような形で飛車や香以外なら相手に持ち駒があって上から攻められて角の利きがない場合詰めの形でもありますよね。
がっちり抑えて手番を握って勝てる時なら当てて塞いだ方がいいのでしょうが、危なそうな時は形として含みのある方を選んだ方がいいような気もします。
塞がなくても下に逃げられないし、どっちでも
同じようですが必ずしもそうはならない所が面白い
悩ましい所でもありますね。
以上、素人将棋の大局観を披露させて頂きました笑
Posted by 駒落ち好き at 2006年07月09日 20:38
第一勘、26銀です。全部読んでませんけどw
Posted by じゃがりんぽ at 2006年07月10日 08:42
結論的に言えば、▲2八飛が一番悪い受け方ですね。
その他の駒配置では、後手側から直ぐに詰めろを掛ける手はなく、逆に1手スキくらいなら先手の勝ちだと思います。
Posted by K.O at 2006年07月10日 11:53
詰みがありましたか。どれどれ……(笑)

ひえー!詰みましたよ!(笑)
△25桂打▲26玉△38竜に

▲1二銀成 △同玉▲1三香△同桂
▲2三金△同歩▲同銀成△同玉
▲3三角成△1二玉▲2四桂△2一玉
▲3一歩成以下 ですね

うまく出来ているものですね。
これぞ実戦詰将棋(笑)
谷川九段曰く、詰みがあるなら詰ましに行くべきだそうですが、やはり本筋は詰まして勝つことですね。
そういえば、詰みより必死、はアマの方でした(笑)

Posted by 駒落ち好き at 2006年07月11日 00:06
コメントを頂いた皆さんへ
皆さんお強いですね。読みは全部読ませていただきましたが、本筋からそれた読みは全くありませんでした。

後は解答編でお楽しみください。
これからもちょこちょこと次の一手をやっていきます。棋士仲間(切られ役含め)にもまずまず好評ですし。
Posted by よんだん at 2006年07月12日 11:56
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック