2011年03月23日

藤井九段戦

後手番で相振り飛車のスタート。しかしそこから馬を作り合い、お互いに飛が動きまわり、気が付けば▲藤井九段の向かい飛車vs△私の居飛車穴熊という格好に。


23.3.22藤井戦.gif


よく見ると一歩得。玉形も良く、ここが仕掛け所とばかりに△4五歩▲同歩△6五歩と景気よく攻めました。
しかし以下▲7六金△7四歩▲4六馬△9二飛▲7八飛と辛抱されると決め手のつかめない展開に。

ここでせっかく築いたリードをフイにし、この後小ミスあって逆に苦しい形勢に。
その後よく粘ったものの、藤井九段の的確な穴熊崩しの前にチャンスは来ませんでした。


翻って第1図では△4二飛と力を溜めるのが良かったようです。
焦ってはいけないといつも自分に言い聞かせているのですが、僅かに気が急いてしまいました。


残念な敗戦も、3年前と比べれば自分の力も付いてきていると感じました。とはいえやはりトップ棋士は強いです。
王位リーグは後半にトップ棋士2連戦があるので、今度こそ、との思いでいっぱいです。

昨日の対局で今期の全対局が終了。そのことはまた改めて取り上げようと思います。


それではまた
posted by 遠山雄亮 at 10:35| Comment(3) | TrackBack(1) | 対局結果 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今期最終戦お疲れさまでした。
残念でしたね。

△4二飛ですかあ、8筋を破られてしまうのが怖い感じですねえ、難しいです。

また次局からの戦い、がんばってください!
Posted by 津野 利行 at 2011年03月23日 10:47
いやはや残念。。お互い馬付きで固いですが、「穴熊の暴力」とは行きませんでしたか(笑)ここまで組合えたのですからあと一歩、もうひと我慢ですね。今期はおつかれさまでした。引き続き楽しみにしています。
Posted by 駒落ち好き at 2011年03月23日 11:56
図面が相振飛車からの変化とはとても信じられないです。
Posted by spinoza05 at 2011年03月23日 19:40
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