2010年11月01日

現代的勉強法

先日、こんなコメントがありました。

遠山先生、今将棋の勉強をしてます。 「遠山流中飛車」の本も読んでいます。 私は居飛車党なのですが中飛車は指します。 基礎を鍛えたいので、勉強方法を教えてください。

将棋の勉強法は色々あるのですが、日本将棋連盟モバイルを活かした勉強法を一つ提言してみます。
先にお伝えしておきますが、今回の勉強法は、今二段くらいで更に上を目指したい、という方に特に効果的です。


まず朝は詰将棋。これは日本将棋連盟モバイルで毎日更新されています。
合わせて新聞を読む時に観戦記にも目を通したいところ。
この2つは他の事が出来ない日でもやるようにすると、効果が更に上がります。
「毎日」というのはとても大切な事なのです。

そしてお昼は日本将棋連盟モバイルで中継をチェック。朝日杯以外は大体午前中は序盤戦なので、そこを重点的にチェックします。昼休明けの一手を自分なりに考えておくのも良いかもしれません。

仕事を終えて電車の中で再び日本将棋連盟モバイルで中継をチェック。お昼からの進行をチェックし、まだ対局が行われていれば、対局者になったつもりで一緒に手を考えましょう。

帰宅後は1局でも良いので将棋を指すのが良いと思います。そういう時は将棋倶楽部24が便利ですね。もうすぐこちらも携帯で指す事が出来ますが、それまではPCで。

寝る前にもう一度中継をチェックし、終局までの手順や感想戦のコメントをチェック。


一日通してこれだけ将棋に触れれば、気が付けばグンと棋力が上がる事でしょう。更に棋書で定跡を勉強したり、ネット上で棋界のよもやま話を拾えばなお良しです。
また中継で出てきた将棋を更に知りたい方は、週刊将棋や将棋世界といった専門誌を読むと更に理解力が高まる事間違い無し。


実際にこういう勉強法でレーティングが大幅に上がったという話を聞いたので今回まとめてみました。
ちなみにその人は、携帯事業で一緒に仕事をしている弊社の新人職員。彼は携帯中継を毎日観ていて(仕事の一環で)、倶楽部24を指して、その他棋書や観戦記などを読んでいたら、24のレーティングが日本将棋連盟モバイルがスタートした7月から一気に200点も上がったそうです。
今までに無かった部分は携帯中継との事なので、毎日のようにプロの将棋に触れていたのが大きかったのでしょうね。

皆さんも是非お試しください。
以上、宣伝を兼ねた勉強法でした。

それではまた
posted by 遠山雄亮 at 18:38| Comment(1) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
本文大変参考になりました。
ところで質問なのですが、
30歳程度でアマ五段の人間が強くなるには
どうすればよいとお考えでしょうか。
もしご意見ありましたら教えてください。
Posted by ゆうしゅん at 2010年11月06日 13:58
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