今年で24歳で、最近では渡辺竜王に次ぐ若きタイトルホルダーの誕生です。
せっかくなので少し広瀬王位の話を。
彼とは三段リーグで少しかぶっていました。当時から振り飛車穴熊の名手として恐れられてました。
彼が昇段した時、まだそんなに付き合いも無かったのですが、「おめでとう」と言うと間髪入れず「次は遠山さんに上がって欲しいです」と言われ、その言葉通り次の期に私は昇段する、という出来事は今でも印象に残っています。
調べてみると三段リーグでは3戦2敗1千日手。棋士になってからは1勝1敗。意外と指しておらずびっくりしました。
お互い四段になってから付き合いが生まれ、飲んだりするように。いつも飄々としているのは昔から変わらず、将棋を指している時もいつもそう。広瀬王位が指した将棋の事を聞いても「まずかったっすか」「全然ダメでした」とけむにまかれてばかり。
まあそんな感じなので、きっとこれから色々メディアに出てきても淡々としたキャラで紹介される事でしょう。
でも実際は表裏があまり無い、気の良い後輩(年齢は7つ違い)という感じです。最近の雰囲気だと、今回の事を境に一気に大人っぽくなるんじゃないかと思います。
広瀬王位、おめでとうございます。今度お祝いで遊びに行きましょう。
広瀬王位のブログ プロ棋士のキャンパスLIFE
ところで広瀬王位は今回の王位戦で、想像以上に振り飛車穴熊を採用しましたが、この光景、どこかで見た事がありませんか。そう、渡辺竜王が最初に竜王を獲得した時に似ています。あの時はしつこいまでに△8五飛戦法を指して勝ち取ったタイトルでした。
そうした若者の一途な想いが王者の壁を突き崩すのに有効なのかもしれませんね。
そしてその構図でいくと、来期の王位戦は広瀬王位が振り穴を封印して戦う、なんて事があるのかも。
広瀬王位の事で長くなってしまったので今日はこの辺で。
それではまた
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ところで、これを境にリンク先の表記を変更されてはいかかでしょうか。
※戸辺五段、広瀬五段。
プロ棋士の人はみんなそれぞれ独特の味を持っていますよね!
遠山プロは、将棋も普及活動も精力的に行っているエネルギッシュな方ですし、広瀬王位は、若いですが、どこか老成しているような風に思えます。
将棋棋士は見ていても飽きがきません(笑)
将棋連盟モバイルが出来てますます盛り上がっている将棋界。
連盟モバイル利用者として、遠山さんには感謝しています。
これからも遠山さんには頑張って頂きたいです!
というか全対局中継は無理としても、リアルタイムじゃなくても棋譜を見れるようになりますか?
今の現状だと予選の対局は将棋ファンは見れませんよね?
中継にコメントつかなくても全ての対局を見れるようにするのが理想だと思います。