森下九段は５筋を取らせて穴熊に組む指し方を選択。「持久戦ガイド」で詳しく取り上げた作戦です。
中盤、突然の飛切りから猛襲をかけられ防戦一方に。
なるべく長引かせる指し手を続け、もみあい、ねじり合いが長く長く続く展開に。
そして迎えた第１図
▲８六桂と銀取りに打ってきたところ。ここで△８五銀と逃げたのが敗着になりました。正解は△７五銀。僅か一マスの違いが大きな違いになってしまいました。ギリギリの所でずっと均衡を保っていたのに痛恨のミスでした。
以下は際どく足らず、無念の敗戦。ほんの小さなミスが命取りになる怖さが出た将棋でした。こういうミスが出るのは普段の心がけの問題です。先輩に厳しいお灸をすえられてしまいました。
これで残っている棋戦もなくなり、順位戦の開幕を待つのみ。一から出直しととらえ、また精進していきます。
それではまた
パッと見８五銀と行きたくなる感じですね。その後は６五歩なんでしょうか・・・。
とても敗着には見えませんが、そこはプロの将棋なんでしょうね。
toshiyuki_tsunoさん＞ここから数手進んだ局面で違いが出てくるのですが、解説に困るくらい難しい話でして… だからこそ間違えてしまったともいえるかもしれません。
新聞に観戦記でますか？
私も中飛車が好きなのでいろいろと注目しています。
掲載された局面ですが、７五には将来持ち駒の桂馬を打ちたい気もしますので、図では銀取りを放置して△５四龍とぶつかって行きたいですけどね。
infosensorさん＞△５四龍も候補でしたが、７三の歩が残ったまま攻め合うと負けると判断しました。そういう判断で時間の無い状態では読みを省く事が多くあります。