大盤解説会に行かれた方はかなり満足されたのでは、と思います。
ここからは内容に触れますが、BS2の放送をこれから観る、という方はネタバレになってしまうので、また放送後に読んでください。
戦いは熾烈を極めた。これぞまさに超一流同士の戦いで凄味を存分に感じた。
形勢は微妙に揺れ、時刻も1時近くになりいよいよクライマックス。
谷川九段の猛攻を凌ぎ羽生三冠が詰ましにかかった。
実際受けにまわれば勝ちだったかもしれない。しかし敢然と勝ちにいったのだ。
観ていた私もとっさに詰むか分からなかった。おそらく指している当人同士も分からなかったであろう。
かなりの手数王手が続いた。そして奇跡的に詰まなかった。
後もう一枚歩以外の駒があれば詰んでいた。しかし谷川九段は秒読みのなか正確に逃げ、22〜39〜15とさ迷った玉は捕まらなかった。
感動を覚える内容で、今日6時前に起きなくてはいけないのに、2時近くまで毎日新聞の速報サイトに魅入ってしまった。
というわけで名人挑戦は谷川九段に。楽しみな名人戦です。
今日は順位戦の大トリ、B級1組の最終戦。こちらも激烈を極めており、目が離せません。
今柏に来ています。その話はまた明日。
それではまた
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正直あれが詰まないとは・・・・
ほんとびっくりしました。
でも、詰むと思った時は
「敢然と行く」プロの凄さに
改めて感動してしまいました。
一晩たっていますが、未だに
感動しているわたしでした。
でも、十分に感動しました・・・
やはりどんな事でも超一流の織り成すハーモニーは美しいですね。
私もこのような素晴らしい将棋を指したいです。
▲3一角捨てからの詰ましにいった手順は正解で、途中の▲3五龍の代わりに▲1七桂とすれば詰みがあります。
しかし、▲3一角からは手数にして45手かかるので、(羽生さんでも)流石に無理でしょう。まあ、プロだったらこんなこと研究してもしょうがないでしょうけど。
貴重なお話ありがとうございます。