2010年02月09日

野月七段戦

振り駒で先手となり、5筋位取り中飛車へ。双方穴熊に組んでじっくりした戦いに。
ずっと苦しそうな戦いを粘って一瞬の隙をつき、一瞬逆転模様でしたがひっくり返しきれませんでした。
図はこちらが残り5分、後手は1分将棋の場面。先手▲が私です。


22.2.8野月戦@.gif


△1七銀と詰めろをかけてきたところ。後手玉は詰みませんが、一手の余裕があれば勝ちになります。
そこで本譜は▲3八飛と受けましたが、△3九角の豪打を食らって負かされました。

正解は▲4八飛。当然の一着で終局後に指摘され愕然としました。

参考図


22.2.8野月戦A.gif


詰めろを受けつつ、▲2二銀から長手数の詰めろ、つまり詰めろ逃れの詰めろになっています。ただしこれに対して△6四角が再び詰めろ逃れの詰めろ。勝ちとはいえない、むしろ負けそうです。
とはいえ残り5分から3分を費やしたのだから▲4八飛くらいは指しそうなところでした。


全体的には力を尽くして戦えたものの、特に終盤で読めてない手が多く、実力不足を痛感させられた一局でした。
敗戦は悔しいですが、糧にもなりそうな将棋でしたので、次につなげていきたいと思います。


今日はC級1組の一斉対局です。トップを走る戸辺五段は抜け番なので、2・3番手の二人の将棋が注目されます。
中継は名人戦棋譜速報

それではまた
posted by 遠山雄亮 at 12:08| Comment(1) | TrackBack(0) | 対局結果 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
凄い終盤でしたね。最後は残念でしたが先生の強さがファンには十分伝わってますよ。
Posted by jiads at 2010年02月09日 15:24
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック