こちらが最近豊島五段が指した新構想を拝借し、未知の世界へと進んでいきます。
少し模様が良さそうで迎えた第1図。後手△が私です。夕食休憩明けに先手が▲2六飛としたところ。

実戦は△5三銀としましたが、これが疑問手。ここは△3四歩と打つのが正解でした。
▲2四銀とすれば△4四角と出て以下は捌けるようです。
というわけで▲4六銀の撤退はしょうがないですが、△4四歩としておけばかなり分の良い戦いでした。
実戦はここで小さなリードを奪われ、この後判断ミスもあって競り合いにもならず、粘りも空しくという将棋になってしまいました。
△5三銀か△3四歩かという判断は、「中央方面で戦う」か「2筋方面で戦う」かという分岐点で、そこでの判断ミスは悔やまれます。
しかも△3四歩▲2四銀△4四角以降の手順で振り飛車らしい捌き手順が読めていなく、それが△3四歩を指さなかった理由の一つでもあります。
ようは実力不足という事ですね。簡単に言うと逆に残酷な響きですが。
20代最後の対局でキツイお灸を饐えられましたが、これは30代はもっともっと精進しなければいけない、という事と受け止め、今後の糧にしていきます。
順位戦は再び負け星先行ですが、年明け3戦、しっかり準備して一つでも多く勝ち星を積み重ねられるよう頑張ります。
それではまた