序盤はまずまずも、良くしきれず逆に少し苦しい展開に。
微妙に形勢は揺れ動くも、野球でいえば1点差以内のシーソーゲームが続き、迎えた第1図。私が先手▲です。

今▲5四歩の王手に△5二玉と逃げた場面。
こちらの玉は△1三金の詰めろで、▲1三香と受けても△3四歩の王手が好手で詰みとなり、受けはきかない格好。
王手をかけてこちらの詰めろをほどくしかないという場面です。
ここで▲5三香と王手したのが悪手。△4三玉と逃げられて勝ちが無くなってしまいました。以下は押し切られて負け。
正解は▲6三銀。
この王手の対応が非常に難しく、信じられないほど際どい終盤戦になります。
例えば△4一玉と逃げ、▲4三香△3二玉▲4二金△同角▲同香成△同玉だと▲5三歩成とし

△同玉には▲3一角〜▲2二角成。この時馬が1三に利いているので詰めろが消え、これは勝ち。
よって△3一玉が最善。そこで▲4二角△3二玉▲3三角成△同桂▲5六馬とし

これが詰めろ逃れの詰めろ。長く難しいので雰囲気だけ味わってください。
ここで△2一玉と詰めろを受けてどうか。こんな煮詰まった局面ですが感想戦でも結論が出ませんでした。
△4一玉で△同金や△6一玉や△4三玉も超難解。感想戦は3時間に及びましたが、結論が出ませんでした。変化によっては9八まで逃げて詰ます変化もあったり、こちらの玉が1一まで逃げて詰んだり、とにかく信じられないほど、作ったように均衡のとれた局面だったようです。
せっかく面白い終盤になりそうだったのに、その前で間違えてしまっては元も子もありません。
この場面で残り4分だったのは一つの要因ですが、それにしても感性が悪すぎました。
時間も勝負のうちなので、結果論を言えばせめてあと10分は残しておくべきの局面でした。ただ正解を指せなかったのも実力。最近はそうして実力不足を感じる場面が多いです。一気に負けて対局も減る事が予想されるので、その時間を活かして少しでも強くなれるようまた精進していきます。
王位戦は深浦王位が勝って3勝3敗のタイに。最終局は盛り上がりを見せることでしょう。29・30日に行われます。
それではまた
いやはや。超難解な終盤ですね。
6三でしたか。
金が利いているところに打ちにくいですね。
終盤の教科書を通り越しています(笑)
遠山玉はよく浮遊する印象です(笑)
さておき、そろそろなんとか納得の一勝が
欲しいですね。
できることをしていくしかありませね。
王位戦は最終局へ。
あっさり決まってしまうかと思いきや
そうはいかないのがタイトルの重みですね。
深浦王位の根性の闘志が出始めましたね。
木村八段もタイトル戦の深みにはまってきていますね。
最後どちらが攻め勝つのか、残すのか、
ねじり合いに注目です。