先手は2枚銀での急戦に。今月の将棋世界に三浦八段の講座が出ている形ですね。
村中四段とは歳はこちらが1つ先輩、奨励会入会はあちらが1つ先輩、という間柄で、三段リーグも10期位かぶっていました。
ですので奨励会時代の対戦数多く、練習将棋も多く指していて、人生でベスト5に入るくらい将棋を指している関係です。
全然違う棋風ですが、対局すると歯車が噛み合い、指してくる手、考えている手、これが手にとるように分かります。
本局で勝敗を分けたのは、唯一全く考えていなかった手でした。
後手△が私です。

夕食休憩明け直後の局面。今飛を一つ浮いたところ。先に攻め込まれていますが、玉形の差が大きく難解と思っていました。
しかしここで▲5五銀が強手でいっぺんに形勢が傾きました。
他に有力手も多く、またここまで押えこみを狙っていた方針と違う手なので全く考えていませんでした。
しかしこれが好手。
以下△同銀▲6五金△5一飛▲5五角と進み

先手の凝り形が解消されました。後手も懸念の飛が捌けるのですが、以下△6四銀▲5一竜△同角▲6四金△同歩▲4一飛と進み

これだけいっぺんに好所に飛と角を配置されてはきつい形勢です。
この後も▲5五銀ショックで勝負手を逃して負けました。
将棋は難しいです。相当前にこの▲5五銀を読んで他の変化に進まなければいけなかったのですから。
それも実力と言ってしまえばそれまでですが。
竜王戦は残念でしたが、また来期、一から頑張ります。
今日はこれからブログ研です。
それではまた
今日の盤面図はちょっとだけ大きくて逆に見づらくなってます。
確かに▲5五銀はいい手ですね〜。さすがプロの先生の手は鋭いですね。
残念無念。。。
8五の位があまり活きない形になりましたか。
8六歩から一段飛車の筋はこの場合はダメでしたか。
形はまったく違いますが、銀河戦で北島六段が
羽生名人に大金星ですね。以前、当時の森内名人も破っている北島六段ですから
ないことはないですね。
その後の横歩の将棋も激戦でしたし。
順位戦で豊川七段が屋敷九段に勝利。
積み重ねた精進と闘志が実を結ぶときは来ますね。
まだまだもう一丁!ですね。
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