持ち時間25分切れたら30秒という銀河戦予選は、当然ながら序盤はハイスピードで進みます。
その進行が隣で同じく銀河戦予選を指している広瀬五段が、先日順位戦で千葉五段戦で指していたのとそっくりの展開。
あまり人真似は好きではないのですが、持ち時間の短い将棋という事もあり、また勝った広瀬五段側を持っていた事もあって構想を拝借する事に。
土佐七段に工夫があり、途中からは前例を離れ決戦へ。
その辺りでこちらにミスがあって苦しい展開でしたが、あちらの自重もあって持ち直したのが第1図。後手△が私です。

相手の手番で持ち駒豊富。不利を自認していました。
ここで筋とばかりに▲8五歩△同歩▲8四歩△同銀と攻めてきたのが疑問。こちらの陣形は乱されましたが、△86歩という反撃が△6九角成と絡めて厳しく、逆用できそうです。
土佐七段は更に攻め込んできましたが、反動を利用して反撃に移り、最後は嫌気がさしたのか早い投了となりました。
土佐七段は筋の良い将棋なだけに、助けられた一局でした。
確かに秒読みの中では一見して筋の▲8五歩に手が行きがちですが、第1図では露骨に▲6五角△5四歩▲8三角成と攻め込む方が良かったようす。
救われた内容で、本戦ではもう少し良い内容の将棋が指せるようにしたいと思います。
さて今日は棋聖戦最終局。
羽生棋聖が防衛を果たすか木村八段が初載冠となるか、注目です。
二度寝してしまい告知が遅くなりました。
中継は棋聖戦中継サイトで
第1局に続いて梅田望夫さんによるウェブ観戦記も掲載されています。
今回はコンピューター将棋と絡めた内容で、今までにない趣向で大変興味深いものになっています。
こちらは棋聖戦中継Plus、MSN産経ニュース:将棋
今日は是非棋聖戦にご注目を!
それではまた
連勝おめでとうございます。どんな勝ち方でも、勝ち負けの世界ですので勝てればいいです。
昨日の大相撲のラジオ中継でも、元寺尾が「勇み足でも勝ちは勝ち、負けていれば尚更いい薬になる」と言ってました。
この調子で順位戦、他の棋戦も頑張って下さい。