2009年05月16日

「みんなで丸ごと英訳」プロジェクト進捗状況

昨日、はてなブックマークニュースというところに、このプロジェクトのリーダーである薬師寺さんのインタビューが掲載されました。
”日本のウェブを明るくしたい”――『シリコンバレーから将棋を観る』翻訳プロジェクトリーダーに聞く(前半)
”日本のウェブを明るくしたい”――『シリコンバレーから将棋を観る』翻訳プロジェクトリーダーに聞く(後半)

インタビューでは、何故このプロジェクトを開始しようと思ったのか、そしてその過程、今後のネットを変えたいという情熱(この事は前回の記事で紹介しました)、その辺りについてのインタビューとなっています。
興味ある方は是非このインタビューを読んでみてください。そういう方向けにもよくまとまった記事だと思います。

現在英訳はYoshiharu Habu and Modern Shogi / FrontPage
というサイトで一般公開されており、どなたでも翻訳の手伝いをする事が出来ます。
具体的にはメンバーに登録していただくだけ。しかも簡単です。
後は英訳を見て、こういう言い回しの方がより良いな、と思う部分を直すだけです。

さてプロジェクトは英訳をオープンソース的な手法で磨きをかける段階に入っています。
そして更に今後この英訳をどうやってネイティブの方々に届かせるかについて、という事も考え始めています。
将棋の海外普及に関わる方々、更にはアメリカなどの現地で将棋の活動をされている方々、もし良い知恵があればお教えください。またなんらかの方法で現地の方々に伝わる形を作っていただけると幸いです。
どうぞよろしくお願いします。

最後に薬師寺さんのブログの言葉を少し長いですが引用して締めとします。
前回も取り上げた記事限界とそして希望(日本にもシリコンバレーを!!!)より
このプロジェクトが本当にグローバルに大きなインパクトを持ち得るものになるためには、Wisdom of Crowdsの力を借りる第二段階こそが重要で、例えばこの翻訳を読んでくれたアメリカ人将棋ファンが、「ここは棋譜を見るだけだとわかりにくいから、オレが実際に解説を口頭で説明したものを録画して、Youtubeにアップするから、翻訳にリンクをつけておいてよ」とか、羽生さんに興味を持ってくれた人がWikipedia.comの羽生さんの項目を大幅加筆してくれたりだとか、もっと強いコンピューター将棋を作ってやろうとするインド人が出てきたりとか、もっともっと今の段階では想定不可能なことが次から次へと起こってきてこそ、本当の成功と言えるのではないかと思います。
そのために大事なことである、(1)情熱を持ち続けること、(2)こういったことが起こりやすいようなプラットフォームを用意することなどが、これからの自分たちにできることだと思います(......)。

今の段階では想定不可能な事が次から次へと起こる事を私もたいへん期待しています。そのために自分がどういうプラットフォームを用意出来るか、このプロジェクトについて自分自身はいつもこの事を考えています。


それではまた
posted by 遠山雄亮 at 22:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。