東金での大盤解説会は大盛況でした。
世話役の方のお話によると、普段の例会には来ていない、つまり指す事はしない、けれどプロの将棋を観るのは好きという方が予想以上に多かったとの事で、ここでも「指さない将棋ファン」の存在に気付かされました。
さて名人戦は終盤で逆転また逆転で非常に面白い将棋でした。
会場の都合で21時終了予定だったので、20時50分頃(攻防の▲9六角が伝わる直前)「もし途中で終わってしまっても羽生名人の勝ちで終わるでしょう」と高らかに宣言したらば、そこから雲行きが怪しくなり、まさにドラマチックな結末となりました。
会場責任者の方に都合をつけていただき終了時間が延長となり、本当に助かりました。あれを見れなきゃ来場の方もがっかりでしょうし、解説の私だってがっかりです。
羽生名人が優勢だったでしょうが、△7九香成が焦りすぎで、△3五金から45の銀を取りにいくべきだったのではないかと個人的には思います(そう解説しました)。実際は他でも色々あったようです。また、羽生名人が優勢とまではいかないくらいの差でもあったようです。
郷田九段が逆転した辺りでは、事態の急変ぶりにちゃんとした解説になってなかったのではないかと思います。
さらにその後いきなり先手玉が詰んで(手がまとめて入ってくるため)しまい、ますますバタバタの解説になってしまいました(苦笑)
でも将棋の一番の面白さ、終盤の劇的ぶりをお客さんと一緒に味わえて、私自身も非常に楽しめました。お客さんにも楽しんでもらえたと思います。
この1局は重い意味を持つ気がします。そういえば去年も全国で一斉解説会が行われた第3局で羽生名人が大逆転勝ちして、そのままの勢いで名人戦を制しましたね。それを思い起こさずにはいられません。
今日は朝から東金の子供教室で子供達に指導対局。皆熱心で、こちらも思わず指導に力が入りました。
終了後は昼ご飯を食べつつ支部の方々と懇親会。
皆さん昼とは思えない飲みっぷりで、私もつられて沢山飲んでしまいました。でも楽しいひと時でした。支部の方々も大盤解説会の運営という大役を終えてホッとされていた事でしょう。
そのお店のすぐそばのバス停から東京駅行きが出ていて、それに乗って帰京。約1時間30分の車中は爆睡で、寝て起きたら東京駅でした。
お世話になった東金支部の皆様方、また解説会にいらしゃった千葉県の方々、ありがとうございました。
帰宅して所用を片付け、夕飯を食べた後、偶然先日のクラシコ(サッカーの話です)の放送を見つけてしまい、ゴロゴロしながら見入ってしまいました。6点ってすごすぎますね。この勢いで是非チャンピオンズリーグも、と思わずにはいられません。
そういえば私はサッカーは完全に「観る」専門のファン。結構詳しいつもりですが、プレイはからきしです。
趣味のテニスは「観る」よりも「やる」方が好きで、この違いはどこからくるのか自分でも不思議です。
それではまた
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終盤の盛り上がりで帰らされたら、大盤解説じゃなくて
自宅で見てれば良かった、とか思っちゃいますよ!
ご自身がお疲れになるでしょうに延長を申し出るなんて、本当にお疲れ様でした!!
上がってくるまでは、どうぞごゆっくりされてください♪
中学生二人と愛棋家3人の聞き手で、場内は一体感がありました。次の一手も盛り上がりましたね。
長時間となり、お疲れ様でした。
そして、翌日は子どもたちを中心に指導対局、大変喜んでいました。そして、楽しい懇親会で、疲れも吹き飛びました。
このことで、今日(10日)21年度中央公民館主催行事「子ども将棋教室」の開講日も無事終わることができました。
初級の部23人中、11人が初めてという過ってない異変です(笑) 中級の部は、一人を除いてお馴染みの子でやっと一息(笑)、12人(2人欠席)で順調にスタートしました。
体調の悪い時もありましたが、自宅教室、公民館教室は、子どもたちのお陰で一日も休むことなく、続けれれています。
また、機会がありましたら、是非ご指導にお越しください。お待ちしております。
上野さん>こちらこそお世話になり、本当にありがとうございました。
力足らずの事もあったかもしれませんが、皆さんに喜んでいただけたならば幸いです。
子ども将棋教室、素晴らしいですね。
お伺いした自宅教室も素晴らしいもので感動しました。
またこちらこそお伺いさせてください。子供達との再会も楽しみです。
今後も宜しくお願い致します。