2009年01月09日

加藤九段戦

振り駒で後手番。今日はそのままなので、△が私です。
私の向かい飛車から角交換という、昨年以来流行っている形に。

序盤で加藤九段らしい手が出ます。


加藤戦 21.1.8@.gif


この▲55銀左はまさに加藤九段、という重厚感のある攻め。この銀は68→57→66→と受けの銀を使ってのもの。
ただし、▲24歩の突き捨てを入れるべきだったようで、以下△同金▲同銀△52飛の局面は後手の私の方を持ちたい形勢のようです。

この後序盤に戻り、再び駒組みに。ただお互いに金銀を持ち合っているので神経を使う展開。
その中でこちらの駒組みが疑問で悪くしてしまいます。ここは反省点その1。

こちらも勝負手を出したのが第2図


加藤戦 21.1.8A.gif


△85桂と角の進退を聞いたところ。もし▲88角なら△37銀不成(!)が読み筋。▲同桂△36歩という展開は、先手の角が完全に壁になっているので勝負になるとみていました。

というわけで▲86角と逃げましたが、△52飛としてこちらの駒も働いてきました。少し悪いながら勝負形です。

しかし勝負を焦ってダメにしてしまいました。これが反省点2。
今先手が▲22角と打ちこんできたところ。


加藤戦 21.1.8B.gif


ここでどう指すか。思わず△59銀と打ちこんでしまったのですが、これが敗着。
難しいのですが、いったん△12香と逃げて手を渡すのが勝負手で、それなら難解な戦いが続いた事でしょう。
その手自体は読めていたのですが、もしかしたら良くなったのではないか、と思って気がはやり攻めに出てしまいました。甘いですね。


加藤戦 21.1.8C.gif


最終盤。△66歩と突いたところ。
▲91馬△67歩成に▲58飛が詰めろ逃れの詰めろで先手勝ち、と思わせて、▲91馬には△81金という手を用意していました。これは逆転で後手が勝ちそう。
しかし加藤九段に落ち着いて▲同馬と払われて手段に窮しました。勝ちを焦らない姿勢で負かされました。


非常に残念な敗戦。第3図で焦った私と、第4図での落ち着いた指しまわしが勝敗を分けました。
ただ、じっくり戦った事で長年培ってきた物を少し見せていただけた気がします。
せっかくの対戦で得た物もありましたので、今後に生かす事が大切だと思っています。
とはいえ負けは負け。悔しいです。

今日は朝から研究会。順位戦も来週に迫っていますし、切り替えて頑張ります。

今日は朝日杯の本戦が行われます。
午前中は佐藤(康)ー三浦と松尾ー阿久津という好カード。勝った者同士が午後に戦いベスト4の椅子を争います。
中継は朝日杯将棋オープン戦中継サイト


それではまた
posted by 遠山雄亮 at 08:59| Comment(1) | TrackBack(1) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おつかれさまです。
残念無念・・・しかしさすがは加藤九段でしたね。
棒銀の加藤九段ですから密かに
作戦には注目していましたが
先手なら四間飛車で棒銀を迎え撃つ予定でしたか(笑)
後手番でノーマル四間ではあまりにも素直すぎるというものですよね(笑)
角交換振り飛車の力戦で存分に戦えましたか。
勝負所でキャリアの差がでたようですね。
いやはや第3図では1二香が正しいですか。
これを指せば名人級の手のような(笑)
銀の割うちは一目で打ってみたくなりますね(笑)
アマなら4七金のような手も指したくなります(笑)
3三銀から馬を塞いで4七金という悪筋もありますね(笑)5七から一点突破しか目が向きません(笑)
第4図ジッと同馬は絶対負けませんという手ですね。
投了級ですね。
反省点を生かして次局に臨んでもらいたいです。
順位戦室岡七段戦は朝日杯で不戦敗となってしまった相手でもありますね。持ち時間の長い対局ですが時間に余裕を持って臨んでくださいね(笑)

朝日杯は佐藤棋王の振り飛車を大いに楽しみましたが、
そうそううまくは行きませんね。
今更ながら阿久津六段は強いですね。

棋王戦挑戦者は久保八段に。
先手中飛車で木村八段に二連勝。
気持ちの良い完全勝利でしょう。
後手居飛車の対応が注目されます。
先手中飛車には穴熊か相振りでしょうか。
佐藤棋王の戦い方が楽しみです。
Posted by 駒落ち好き at 2009年01月09日 21:06
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Excerpt: 午後の対局はベスト4をかけて佐藤棋王vs阿久津六段となりました。 先手となった佐藤棋王はまたしても1筋の位を取りました。 阿久津六段は△4四歩と角交換を拒否。 佐藤棋王は本局は三間に飛車を振りました..
Weblog: 初手7六歩
Tracked: 2009-01-11 08:48
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