結果は既報の通り羽生名人が先勝。
棋譜は竜王戦中継サイトで
終盤は非常に難解でしたが、その中で(傍目には)簡単に勝ち筋を導き出してしまう技に感動です。
△67銀が急所の一手なのでしょうが、観ていて全く考えつきませんでした。
でも対局者同士は観戦側とは随分違う感想のようですね。
渡辺竜王が形勢を悲観していたというのには少し驚きを覚えました。いつもならなんやかんやと手を作ってしまう得意形だと思ったのですが。
とはいえまだ1局目が終わったところ。これからも素晴らしい将棋を魅せてもらえる事でしょう。
ネット観戦記も素晴らしい物でした。個人的には「静」の部分がとても好きですが、「動」の部分の方がファンの方には楽しく読めるかもしれません。これは梅田望夫さんをよく知っているか(著書を沢山読んでいるか)という事とも関連があるかもしれません。
原稿用紙にして80枚もある大作、是非じっくりお読みください。
ネット観戦記は竜王戦中継plusのカテゴリー「梅田望夫氏、竜王戦第1局を語る」の記事で
今日は夕方から収録があり、これからその最終準備に取り掛かります。
それではまた
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△8六角しか明確な勝ち筋がないことを
読みきっていたとしか思えない。
△6七歩成だと▲6三歩が詰めろ。
△6二や6四に金打つ以外は詰みがあるし、
金打っても難解ですか?
梅田さんの観戦記、私も大変感銘を受けました。
「静」と「動」に関しては、梅田さんの著作を読んでいるかどうかよりも、読む我々の棋力が問題なのかなと思いました。中継を観戦する時、プロの方のように自力で局面判断ができる棋力がなかったり、自信がなかったりする我々一般ファンには「今何が起こっているのか?」という飢えが常にありますので、そういう意味で「動」を求めてしまう部分があるのでしょうね。
中継と観戦記というものの違いなども考えてしまいました。しかしリアルタイム観戦記、まだまだ面白い試行錯誤ができそうですね!
終局後、何度か読み返しまし、対局の生々しさだけでなく、これまでの将棋の長い歴史とこれから続いていく未来を感じさせていただき、じわじわと感動が高まってきています。
さらなる熱戦を期待します
封じ手の時点では先手渡辺竜王が狙い通りの局面に誘導して作戦勝ち、
結果も快勝になるのではと思ったのですが・・・・現代将棋の悪いところが出た・・・
そして堅くて竜も成り込んで・・・・それなのに・・・
あの穴熊玉が見る見る剥がされて寄せられてしまいました。
後手右玉で薄いと思いきや掴まりませんでした。
6四角は名角ですね。
おそるべし強さの羽生名人です。
感覚がまるで違っていますね。
渡辺竜王のショックは大きいと思いますが
立て直して次局に期待します。
梅田さんの観戦記も力がこもっています。
すばらしい読み応えです。
米長永世棋聖と佐藤棋王の解説、5級向け、初段向け、
五段向けも面白かったです。
大いに堪能しました。
熱戦でしたね。なかなか寝れず、翌日いろいろ苦労しました(笑
今回の級位別解説ですが、なかなかいいアイデアと思いました。
ほかのタイトル戦でもぜひやって頂きたいです。