北海道では全道庁の方々に大変お世話になり、厚く御礼申し上げます。
そこでは、初めて囲碁棋士の方とご一緒しました。あちらは普及名人と呼ばれる有名な先生で、勉強になる事ばかり。少しでも近づけるようにしていきたいものです。
仕事後はその足で函館をまわり、リフレッシュしてきました。函館の事はまた余裕があれば書こうと思います。
東京と函館は気温差が10度以上あり、体調を崩さないか心配です。とりあえず今日は早めに就寝し、忙しい明日以降に備えます。
今日は簡単にこれで。
明日の王座戦挑戦者決定戦は中継があります。
中継はNIKKEI NET 将棋王国で
それではまた
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私が木村八段に期待するのは「化ける」ことです。羽生さんが苦手としている数少ない棋士、深浦王位と森内九段は、ともにある時点で「化け」ました。受け中心の棋風に思い切った攻めの力を足していくという形で。深浦王位が先日の王位戦第2局であの激しい変化に踏み込んだのも「化けた」結果に感じましたし、森内九段も、昨年と今年の名人戦を観ると、最早「鉄板流」という(ご本人が嫌ってきた)代名詞は過去のものとなった感があります(今年についてはどちらかといえば羽生さんの方が「鉄板流」でした)。
お二人とも、「化けた」のは、30代前半で、「千駄ヶ谷の受け師」こと木村八段も現在その年齢で、そろそろ……「化けて」くれるのではないでしょうか。そもそも「受け」中心でもA級まで来れるということが稀で凄い現象で、そこにさらに「攻め」が足されると、タイトルに手の届く可能性も生まれてくるような気がするのです(逆に「攻め」中心で来た棋士が、「受け」を足すのは難しいのでしょうか。なかなか思い当たりません。「攻め」に「攻め」を足して未踏の地を歩む佐藤棋王は相当の例外ですか)。
私が言う「攻め」とか「受け」というのは、かなり弱い素人の大雑把な分類でしかないのですが、それでもこういうことを考えるのは、私の将棋の楽しみの一つです。対局、その他のお仕事、お忙しいでしょうが、暑さにお気をつけてご自愛くださいませ。