2008年07月14日

帰京

自宅に戻り、3日分のネットの記事を読みました。
初日に宿泊したホテルのロビーにバッチリPCがあったのですが、それに気が付いたのは出発の10分前…結局朝日杯のアマプロ戦をざっと観ただけでした。

さてまずは宮崎→鹿児島を振り返ります。

初日は夜に空港に着き、現地の方達と夕食のみ。
本番は2日目からでした。
宮崎県は三股で将棋道場を開いていらっしゃる方の所に伺い、子供教室の生徒達に指導対局等。

皆の礼儀正しさにまず感心。「お願いします」「負けました」「ありがとうございました」は将棋の基本のキですが、なかなか子供達が出来る物でもありません。
そして強い子の多さにまた感心。しかも指す将棋がプロ顔負けでした。最近はネット中継を始めプロの将棋の露出が多い事が影響しているとお話を伺いました。
これぞまさに「高速道路を走っている」という事でしょうか。溢れる勉強材料を貪欲に吸収しようとする彼らの今後には、個人的な感情だけではなく注目しています。

この日の事は教室のお母さん(当日お手伝いいただき、お世話になりました)がブログで写真入りで綴っておられます。興味ある方は一つ前の記事のトラックバックから飛んで読んでみてください。

当日中に鹿児島に移動し、夜は翌日お世話になる小学校の関係者の方々と顔合わせ。といえば聞こえは良いですが、鹿児島の美味しい物をご馳走になっただけです(笑)

そして今日は朝からその小学校で隣の小学校との合同講演会。といっても大袈裟な物ではなく、簡単に将棋の世界、プロの世界の話をして、その後は子供達に将棋を体感してもらいました。これをきっかけに将棋に少しでも興味を持って欲しいものです。いやそれ以上に、今日の事を思い出にして欲しいものです。

今回は三股の道場の席主さんにずっと同行していただき、将棋への熱意、子供達への熱意が溢れるお話を沢山伺い、一棋士として嬉しい限りでした。物理的な距離は遠いですが、力になれる事はお手伝いしていきたいものです。

そして夕方頃帰宅。荷物を片付けたり、最近の中継に目を通したり、ネット上の記事を読んだりしていたらばあっという間にこんな時間になってしまいました。

とりあえず今日から始まっている王位戦第1局を告知しておきます。
中継は北海道新聞中継ページ
「特集」の中で、中原十六世名人と渡辺竜王による対談形式の七番勝負の展望が出ていますが、今までに無かった組み合わせで新鮮です。こちらも是非。
将棋は一手損角換わりから先手の羽生挑戦者が先攻する形になっています。


それではまた
posted by 遠山雄亮 at 23:10| Comment(0) | TrackBack(1) | 将棋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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